シーホークスがQBデイビスと契約、キャパニック獲得は見送り
2017年06月06日(火) 09:44シアトル・シーホークスがベテランのバックアップクオーターバック(QB)を獲得した。現地5日(月)に同チームが選択したのはコリン・キャパニックではなくオースティン・デイビスだ。
28歳のデイビスは先シーズンをデンバー・ブロンコスで過ごしたものの、試合に出場することはなかった。NFLでの5年間でデイビスは10試合に先発し、そのうちの8試合はロサンゼルス・ラムズに在籍していた2014年のもの。残る2試合はクリーブランド・ブラウンズ時代の2015年に先発した。デイビスは通算で62.4%のパス成功率、13タッチダウン、12インターセプトを記録している。
QBジェイク・ヒープスを放出したシーホークスはエースQBラッセル・ウィルソンのバックアップの座をデイビスとトレボン・ボイキンに競わせることになる。
キャパニックは今回のシーホークスの決定が金銭の問題によるという見方を一貫して否定しており、『Twitter(ツイッター)』上でもシーホークスが獲得を見送った理由については金銭面の問題ではないと繰り返し発言している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは月曜日、キャパニックとシーホークスは互いに契約を持ち掛ける段階にすら達してはいなかったと報じた。
キャパニックがシアトルを訪問した際にデイビスも同チームを訪れている。ヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは先週、キャパニックを“リーグの先発選手”と称していたにもかかわらず、デイビスを獲得した。シーホークスのこの決定がいまだ契約先のないキャパニックについてのさらなる議論を呼び起こすことになるだろう。