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テキサンズがWRマンフリーとLBバローを放出

2017年06月06日(火) 11:30


ヒューストン・テキサンズのキース・マンフリー【AP Photo/Michael Conroy】

ヒューストン・テキサンズが現地5日(月)、ワイドレシーバー(WR)キース・マンフリーとインサイドラインバッカー(ILB)マックス・バローをウェイバーにかけた。いずれも先ごろ起こったフィールド外でのトラブルが問題視されていたプレーヤーだ。

地元紙『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』は今週、ミシガン州立大学が定める暴力および性的非行規則の違反により、マンフリーは2016年に同大学の卒業生向けプログラムから追放されていたと報じた。同選手はこの報道があった数日後にチームからも追放される形となった。

同紙が入手したミシガン州立大学警察の報告書によれば、2015年3月に起きた性的暴行の被害者である1人の女性がマンフリーを訴えたとのことだ。ミシガン州の法律事務所が最終的にはマンフリーに対する申し立てを棄却したとの記載もこの報告書には見られる。

複数の報告によると、同選手は今週のOTA(チーム合同練習)には参加していなかった模様だ。

2015年のドラフト5巡目でテキサンズから指名を受ける以前にこの起訴事案は発生していたため、マンフリーがリーグの個人行動規範に基づいて制裁を受けることはなかった。

一方、NFL薬物規定に違反する運動能力向上薬(PED)を使用したとしてリーグから今シーズン開幕4試合の出場停止処分を科されたバローは、それから1カ月も経たずにチームを去ることとなっている。禁止薬物使用の責任を受けとめた同選手は出場停止処分を言い渡された直後に同チーム、チームメイト、ファンに対する謝罪の意を『Twitter(ツイッター)』上で表明していた。

このマンフリーとバローの放出劇は先週2日、ヒューストンにある地方テレビ局『KRIV-TV』のマーク・バーマンによって最初に伝えられた。テキサンズ加入前の両選手はミシガン州立大学でプレーしている。

2014年にドラフト外フリーエージェント(FA)でテキサンズと契約を交わしたバローは30試合に出場。マンフリーは同チームで27試合中6試合に先発出場を果たした。

この2人を放出したテキサンズはWRドレス・アンダーソンとLBシオ・ムーアを新たにチームに加えている。