WRマクリンがレイブンズ訪問も契約は未定
2017年06月09日(金) 11:49フリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)ジェレミー・マクリンによるボルティモア・レイブンズ訪問が終了した。
現地2日(金)にカンザスシティ・チーフスから突然の解雇を告げられたマクリンは、契約を結ばないままボルティモアを後にしている。
木曜日、レイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは記者に対してマクリンとの面談が“とてもうまくいった”と語っていたものの、同チームが近日中にマクリンとの契約を結ぶことはなさそうだ。
ハーボーHCは「ジェレミーは一度帰路に就く。ここに留まるようわれわれが彼に圧力をかけることはなかった。彼にとっては奥さんとの話し合いが何よりも重要なんだ。結婚式を挙げたばかりのジェレミーはもう少し時間をかけて決めたいのだろう・・・彼にとって一番幸せな決断を下してほしい。ボルティモアに来ようが、来まいが、過去を振り返った時に“人生で最高の決断だった”と思ってほしい」と語った。
今週のマクリンはバッファロー・ビルズの元も訪れているが、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると、金銭面で折り合いがつかなかった模様だ。
同局のキャスターである元レイブンズのスティーブ・スミスが木曜日にマクリンと会っており、マクリンに同チームでプレーしてほしいとの思いをレイブンズ公式サイトで語っている。
「ジェレミーはレイブンズのユニフォームが似合いそう。一つの厩舎に馬を何頭も飼えないように、1チームが優れた選手を何人も抱えるとはできない。ジェレミーはレイブンズにぴったりだ」とスミスは言う。
マクリンは移籍に関する最終決定が妻との話し合い後になると明かし、これに対してスミスは「賢明な判断だ。チームは家族を大切にできるような選手を獲るべき」ともコメントを残した。
マクリンにとってビルズとレイブンズはともに最高の選択肢となりそうだが、他にも選ぶことのできる道はありそうだ。
ガラフォロは5日、先シーズンはケガの影響で思うような活躍はしていない29歳のマクリンに対して4チームから5チームが興味を示していると報じていた。『ESPN』のアダム・シェフターはクリーブランド・ブラウンズもその獲得競争に名乗りを挙げていると伝えている。一方で、フィラデルフィア・イーグルスのダグ・ペダーソンHCは木曜日、マクリンの獲得を否定した。
今後もマクリンの動向からは目が離せない。