好調のRBを起用するとレッドスキンズOCキャバノー
2017年06月12日(月) 13:17ドラフトでランニングバック(RB)を一人指名し、今オフシーズンに同ポジションから一人降格させるとささやかれるワシントン・レッドスキンズの先発RBの座は誰が獲得することになるのだろうか。
ロブ・ケリー、クリス・トンプソン、はたまた、新人のサマジェ・ペリーンの中で誰が先発テールバック(TB)として開幕戦のフィールドに立つのかと問われたマット・キャバノーOCは現地8日(木)、これまで先発を務めてきたケリーも含めて全員にレギュラーの座を争わせる意向を明らかにした。
『CSN Mid-Atlantic(CSNミッド・アトランティック)』によると、同OCは「その時々での判断によると思う。試合中の動きを見て、疲れなどの様子も見ながら判断するだろう。圧倒的なパフォーマンスが必要だ。RBのポジションには似たタイプの実力ある選手が多くいる。彼らは皆、体格が良い上にフットワークが軽く、強くて賢い。彼らなら補完し合うこともできる」と語り、続けて「彼らには決まったリミットを与えず、明らかに好調で疲れが表れていなければフィールドに立ち続けてもらう。そのようなサードダウンのRBが複数いれば理想的だ」とも発言している。
6月ということもあり、2004年以来久々にNFLでOCを務めるキャバノーは6人のTB(ケリー、トンプソン、ペリーン、マック・ブラウン、マット・ジョーンズ、キース・マーシャル)がパッドを装着して練習している姿をまだ全部は見てはいない。1番期待値の高い新人ペリーンもいまだプロレベルでのコンタクトは受けておらず、彼らには未知なる部分が多く残っている。とりわけ、ケリーが開幕までにどれだけ減量できるのか、デプスチャート上で5番手に甘んじるジョーンズがどう巻き返すのか、そして、何よりそのジョーンズが8月までロースターに残っているかどうかは見えない状況だ。
だが、チームは今のところRB選手全員に機会を与えて最後まで調子が良い者を残す手法を取っている。ロースターに能力がほぼ同じスリーダウンのRBが3人もいるとなれば、そういった手段になるのは当然かもしれない。