ダンスで優勝のRBジェニングス、開幕前の契約を期待
2017年07月10日(月) 11:47
オフシーズンにフットボールのフィールド外で名声を高めたランニングバック(RB)ラシャード・ジェニングスだが、現在はもう今シーズンの活躍に照準を合わせている。
元ニューヨーク・ジャイアンツのジェニングスが米国テレビ局『ABC』の番組“Dancing with the Stars(DWTS/ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ)”で見せたダンスムーブは多くのファンをうならせ、同選手はこの番組で見事に優勝を果たした。
今年2月にジャイアンツを離れて以降、同選手にはまだ契約オファーが届いていない。それでもジェニングスはシーズン開始までには契約に至ると予想しており、今オフシーズンに取り組んだダンスの動きがいずれかのチームでの活躍に役立つだろうとも語っている。
ジェニングスは『The News & Advance(ザ・ニュース・アンド・アドバンス)』の中で「今までの人生で一番体にキレがある。体は最高の状態になっていく。俺の現状についてはリーグ全体が知っているはずだ。いずれどこかのチームが最高の状態にある選手を獲得することになる」とコメントした。
NFL8年目のベテランは加えて、「今はフリーエージェント(FA)だ。今年はキャリア9年目になる。FAについては分かっているし、それがどういったものかも知っている。今後2カ月間で次のチームは見つかるはず。今の精神状態はすごく安定している。他のチームへ移籍すること、フットボールとは違ったことに精を出すこと、そして、慈善活動などを通して、俺の心はとても安らいだ状態にある」と語った。
先シーズンに593ヤード、1キャリー平均3.3ヤードしか記録できなかったジェニングスは、数字上でキャリアワーストの1年間を過ごしている。週が進むにつれ、チームはポール・パーキンスにボールを渡す機会を増やしていった。今オフシーズン、そんなパーキンスはもはやデプスチャート上でもジェニングスを追い抜く存在となっている。
ジェニングスにはおそらくいずれかのチームがバックアップとしてプレーするチャンスを与えるだろうが、昨年の年俸220万ドル(約2億5,000万円)より低額での契約を受け入れる必要はありそうだ。
少しの間フットボールから離れていたジェニングスがバックフィールドでソロダンスを披露する姿を、ファンも楽しみにしているに違いない。