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あと2、3年は活躍できるとブロンコスWRトーマス

2017年07月11日(火) 11:52


デンバー・ブロンコスのデマリウス・トーマス【AP Photo/John McCusker】

デンバー・ブロンコスのワイドレシーバー(WR)デマリウス・トーマスは5年連続で1,000ヤード以上を記録してきた。ここ数年間は実に良い状態だと語ったとしてもおかしくなかった同選手だが、今年の4月には先シーズンに臀部(でんぶ)の痛みを抱えていたことを告白。トーマスは先ごろ、この負傷箇所の痛みが軽減していることや自身の状態が最高潮に近づいていることを明らかにし、残りの選手生命についても語った。

チームの公式サイトを通じてトーマスは「自分ももう30歳。あと2、3年くらいは活躍できるだろう。前にも言ったが、今がキャリアの中でも最高に良い状態だ。いつも気にしていた臀部にはもう何の問題もない」と語り、「起きても何も痛みを感じないんだ。これは良い兆し。前までは起きたら“また張っているな。念入りにストレッチしないといけない”といった感じだった。今は良い意味で全く状況が違う」と続けた。

トーマスのような能力の高い選手にとって不安を抱えずにプレーできることは何よりも重要なことだ。正確にルートを走る際、急激なカットを要する動きの中では必ず臀部の筋肉に負担がかかる。その部位の痛みが消えたことによってトーマスはこれまで以上にキレのある動きを見せてくれるだろう。今年のクリスマスに31歳となるWRにとってこの年齢で痛みが治癒したこともまた、何よりもありがたいはずだ。

しかしながら、その発言で特に注目したいのは“残り2、3年間”という部分だ。確かに2013年以降、トーマスが1シーズンに計上したタッチダウン数は年々減少している。それでも、2015年から2016年にかけてのタッチダウン数は1しか減ってはいない。さらには先シーズンのトーマスが臀部に痛みを伴っており、クオーターバック(QB)も固定されていない状況で90回以上のパスキャッチ、1,083ヤードを記録したことを忘れてはならない。

トーマスによる数々の発言が本当に正しいものになるかどうかはシーズンが始まらないと分からない。主にオフェンシブライン(OL)やQBの状況など、一選手にはコントロールができない要素はたくさんあるのだ。だが、トーマスの状態が本当に良いのであれば6年連続の1,000ヤード超えは現実味を帯びる話となる。