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チーフスに立ちはだかるレイダース新人Sメルフォンウー

2017年07月11日(火) 12:20

オークランド・レイダースのオビ・メルフォンウー【AP Photo/Ben Margot】

先シーズンは大躍進を果たしたオークランド・レイダースであったが、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区を制覇したカンザスシティ・チーフスには2度も黒星を付けられていた。チーフスはレイダースに勝利を収めたいずれの試合でも300ヤード以上を記録。バイウイーク明けの10月16日(木)、チーフスはトータルで400ヤード超えを計上、22度のファーストダウンを奪い、ターンオーバーは1度も記録しなかった。

そんな中、レイダースが今ドラフト2巡目で指名した新人セーフティ(S)オビ・メルフォンウーは、2017年のレイダース守備陣は昨季よりも強化されていると強気なコメントを発している。

現地10日(月)に放送された『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』の中でメルフォンウーは「そう(チーフスを止められると)思っている。繰り返しになるが、ケガから復帰した選手、新たに加わった選手、コーチ陣など、今年のメンツを見ればレイダースは彼らの攻撃を止めることが可能だと思う。実際、俺たちならチーフスを絶対に止められる」と語った。

メルフォンウー本人が言ったわけではないが、その加入はヘッドコーチ(HC)ジャック・デル・リオの守備陣にとって相当なプラス要素となっている。コネティカット大学出身の同選手はNFLコンバインで見せた動きによって集まったスカウト陣の度肝を抜いた。恵まれた体格を持つ一方でスピードも持ち合わせる同選手はコーナーバック(CB)とSの両タイプの要素を備えており、チーフスに所属するトラビス・ケルシーのようなリーグ屈指のタイトエンド(TE)を抑え込むのに適している。

レイダースやチーフスといった優秀な選手がそろうチームであれば、同地区内にいる特定の選手に対するピンポイントの選手起用も可能となる。対応可能な選手が多いメルフォンウーは今シーズン、レイダースにとって貴重な存在となりそうだ。チーフスの攻撃陣を本当に封じ込めることができるかどうか、その言葉の真偽はシーズン開幕後に分かるはずだ。