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ジェトルマン解任に“衝撃”を受けたとパンサーズHCリベラ

2017年07月19日(水) 09:29


カロライナ・パンサーズのロン・リベラ【AP Photo/Ryan Kang】

現地17日(月)、ジェネラルマネジャー(GM)を務めていたデーブ・ジェトルマンの電撃解任に衝撃を受けたのはカロライナ・パンサーズのファンだけではなかった。ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラもまた、今回のチーム人事には“衝撃”を受けたことを明かしている。

地元紙『The Charlotte Observer(ザ・シャーロット・オブザーバー)』のスコット・フォウラーとの対談の中で、リベラは同チームがジェトルマンを解任した理由について自身の見解をほとんど述べることはなく、「その質問は私にするべきではない」と語るにとどまった。同HCはまた、今回のジェトルマン解任決定は事前に連絡もなく、月曜朝までは全く何も知らされていない状態であったともコメント。現在のリベラはあと1週間に迫ったトレーニングキャンプについてだけを考えたいとの意向を表明している。

「決定は決定。われわれはそれに従うまで。デーブがこのチームに多大なる貢献をしたということだけは忘れるべきでない。HCとして私を成長させてくれたし、チームの核となる選手の獲得に尽力してくれた。そして、彼はわれわれをスーパーボウルにまで導いたんだ」

リベラはまた、ジェトルマンが解任されたことでチームが空中分解する恐れを否定した。

「しかしながら、これはフットボールの世界での話。生産的にならないといけない。チーム全員には前を向いてもらいたい・・・コーチングスタッフ全員と共に全力でチームを前進させる」

オーナーのジェリー・リチャードソンは18日、パンサーズの元GMであるマーティ・ハーニーとの会談を行っている。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたもの。この交渉がうまくまとまれば、2011年にリベラを採用し、チームのスター選手を多数獲得した実績のあるハーニーが一時的にGM職に再就任する可能性が高くなる。

15勝1敗でスーパーボウルに出場したチームがその翌年には6勝10敗と低迷したものの、依然として周囲からの期待値は高いパンサーズ。ラインバッカー(LB)のトーマス・デービスはジェトルマン解任を自身の責任とするのは“フェア”ではなく、タイトエンド(TE)グレッグ・オルセンがその理由であったと指摘しているものの、ジェトルマンにリチャードソンの基準に達しない何かしらのマイナス要素があったことは否めないだろう。

それでも、リベラHCにとってジェトルマンは十分頼りになる存在だったようだ。

リベラはフォウラーに対し、「どんな状況であっても、デーブとは必ず話し合いながら事を進めてきた。(月曜日には)デーブと会話したんだ。私が彼にどれだけ感謝しているかを知ってもらいたくてね」と明かした。

今回の電撃的GM解任が2017年のパンサーズにとって功を奏することになるのか。火曜日、リベラは最後にこのようなコメントを残している。

「カギとなるのはわれわれが持っているポテンシャルを最大限に発揮できるかどうかだ」