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パンサーズ、新GMにマーティ・ハーニーを再選択か

2017年07月19日(水) 11:01

カロライナ・パンサーズの本拠地バンク・オブ・アメリカ・スタジアム【Aaron M. Sprecher via AP】

カロライナ・パンサーズのオーナーであるジェリー・リチャードソンは先日解任したジェネラルマネジャー(GM)デーブ・ジェトルマンの代役探しにあまり時間を割かないようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは18日、リチャードソンが以前にパンサーズのGM職を経験しているマーティ・ハーニーとの会談を行ったと報じた。この話がうまくまとまれば、ハーニーは一時的にパンサーズのGMに再就任することとなる。

ペリセロによれば、フルタイムでのGM候補者を選定する数カ月間、パンサーズはハーニーにチームの舵取りを任せる意向とのこと。NFLのスポークスマンはNFLネットワークのイアン・ラポポートに対し、一時的なGM選定に関しては“ルーニー・ルール”が適用されないことを認めているが、フルタイムでGM職のオファーを提示する際にはルーニー・ルールに従ってマイノリティグループからも候補者を選定する必要があるようだ。

ハーニーがパンサーズのフロントオフィス入りしたのは1998年のこと。GMに昇進したのは2002年で、2012年に解任となるまでそのポジションを譲ることはなかった。

ハーニーがGMに在任していた期間でパンサーズはスーパーボウル出場(2004年)が1度、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のチャンピオンシップ戦には2度出場を果たしている。今やチームの看板選手であるキャム・ニュートン、ルーク・キークリー、トーマス・デービスを指名したのがハーニーであり、現在チームのヘッドコーチ(HC)を務めているロン・リベラを採用したのもハーニーだった。また、トレードでグレッグ・オルセンを獲得したのもハーニーの功績であったものの、在任期間が長引くにつれてハーニーの手腕は鈍っていく。

ハーニー時代の後半にはジミー・クローセンをはじめとするドラフトでの一連の失敗や、大型契約(ディアンジェロ・ウィリアムス、ジョン・ビーソン、ジェームズ・アンダーソン、チャールズ・ジョンソン)などがチーム組織を圧迫した。

ハーニーが解任されてからその後始末を任されたのがジェトルマンであり、スティーブ・スミスやウィリアムス、ビーソン、その他ベテラン選手の一掃はジェトルマンによる判断だった。

サウスカロライナ州スパルタンバーグにあるウォフォード大学にて今月25日(火)から始まるトレーニングキャンプを前にハーニーのGM再就任は有り得るのか。

少なくとも、ハーニーが2011年に6年7,200万ドル(約80億円)で契約したジョンソンはハーニーのGM再就任をツイッター上でこのように歓迎している。

「マーティなら最高、100点満点だ」