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チーフスQBマホームズが18億円超えの新人契約

2017年07月21日(金) 10:51


パトリック・マホームズ【AP Photo/Gregory Payan】

2017年のドラフトで指名されたクオーターバック(QB)は全員が契約下に収まった。

現地19日(水)にシカゴ・ベアーズの新人QBミッチェル・トゥルビスキーが契約を結んだのに続き、QBとしてはカンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズが今ドラフトで指名された選手の中で最後に契約を締結させることとなった。

チーフスは20日、マホームズが4年の新人契約にサインしたことを発表。同選手はドラフト1巡目で指名されたため、チーム側が5年目のオプション行使の権利を保持する。サインボーナスとして1,000万ドル(約11億2,000万円)、および1,640万ドル(約18億3,400万円)の全額保証が今契約には含まれていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは伝えた。

トゥルビスキーとマホームズが契約下に収まった今、いまだ契約を締結させていない今ドラフト1巡目指名選手はサンフランシスコ・49ersのディフェンシブエンド(DE)ソロモン・トーマス、テネシー・タイタンズのワイドレシーバー(WR)コーリー・デイビス、ニューヨーク・ジェッツのセーフティ(S)ジャマール・アダムス、オークランド・レイダースのコーナーバック(CB)ギャリオン・コンリー、そして、クリーブランド・ブラウンズのSジャブリル・ペッパーズだけとなった。

チーフスはチームの将来を担うであろうQB獲得のためにドラフト3巡目指名権を手放し、さらには元ドラフト1巡目指名選手を複数トレードに出している。

過去10年にわたって球界の中では前途有望な新人QBを開幕から先発させるという流れが慣習となってきた一方で、今季のチーフスコーチ陣は安定感抜群のベテランQBアレックス・スミスにチームをけん引させる意向だ。

2015年の中盤以降、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リード率いる同チームは一気に調子を上げてきている。今シーズンのチーフス攻撃陣がまさかの壊滅的状態に陥(おちい)りさえしなければ、マホームズの1年目はベンチでの学習期間となりそうだ。