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スティーラーズ、ワッペンをつけてルーニー元会長を追悼

2017年07月25日(火) 08:18


ピッツバーグ・スティーラーズのダン・ルーニー会長【AP Photo/Ed Rieker】

ピッツバーグ・スティーラーズは故ダン・ルーニーに敬意を表すべく、選手がユニフォームにつけるワッペンを公開した。

アイルランドの国花であるシャムロックが描かれたブラック&ゴールドのワッペンにはルーニーのイニシャルである“DMR(ダニエル・ミルトン・ルーニー)”の文字が刻まれている。ルーニーは今年4月、84歳で天に召された。

スティーラーズのアート・ルーニー二世は「父が誇りに思っていたもの、人生の大切なものを示したかった。シャムロックならばきっと満足してくれるだろう」とコメントしている。

「父があまり大げさなことを好まないのは分かっている。ジャージーにつけるワッペンならきっと誇りに思ってくれるだろう。われわれ一人ひとりにとってその存在の大きさや、この組織における彼の存在意義を記憶する上で最高の方法だと思っている」

2009年から2012年までアイルランド駐在アメリカ大使を務めた経歴を持つダン・ルーニーはNFLのフィールド内外で大きな功績を残した人物でもある。

スティーラーズのセンター(C)マーキス・パウンシーはルーニー追悼ワッペンについて「これをつけることはかなり大きな意味がある。とても親しくしてもらったオレ個人にとっては本当に意味のあること。素晴らしい人だったし、いつも側にいてくれる誇れる人だった。皆のことを知っているんだ。誰からも尊敬されていた。精いっぱいの追悼ができればと願っている。自分たち選手にとってもそうだけど、スティーラーズネーションにとって本当にたくさんの意味がつまったものなんだ」と話した。

スティーラーズはチーム創設者であるアート・ルーニーSr.が亡くなった1988年にもジャージーにワッペンをつけた。また、伝説的ヘッドコーチのチャック・ノルがこの世を去った2014年にはヘルメットにステッカーを張って試合に臨んでいる。

【NFLチーム研究所:Week 13 – ピッツバーグ・スティーラーズ