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元カウボーイズWRホワイトヘッドは無実、新天地を希望

2017年07月26日(水) 10:15

ダラス・カウボーイズのラッキー・ホワイトヘッド【AP Photo/Andy Clayton-King】

窃盗犯として誤って報道されたワイドレシーバー(WR)ラッキー・ホワイトヘッドがダラス・カウボーイズからのリリースを告げられた同日、『NFL Network(NFLネットワーク)』に現在の心境を明かした。

バージニア州プリンスウィリアム郡の警察署は先月22日(木)に同州ウッドブリッジのコンビニエンスストアにて25歳のホワイトヘッドが窃盗容疑で逮捕されたことを先日に発表し、その直後に同選手は解雇を告げられている。月曜日、NFLネットワークのイアン・ラポポートに対して同選手の代理人は逮捕が事実無根であったことを明かした。警察側も逮捕した人物が実際にはカウボーイズのホワイトヘッドではなかった事を認めて謝罪を行っている。

現地25日(火)に放送された『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』の電話インタビューに出演したホワイトヘッドは同局のコール・ライトに対して「名誉挽回する機会がほしかった。俺にはその権利があるとは思っている・・・この件に関しては運が悪かったとしか言いようがない。汚名返上できるチャンスを望んでいる」と語っている。

ホワイトヘッドの希望とはうらはらに、カウボーイズが同選手をウェイバーにかけるという決定を撤回することはなかった。同チームで上級副社長を務めるスティーブン・ジョーンズは今回の決断を“一定の期間を鑑(かんが)みて総合的な判断で下したもの”だと語っている。

NFLネットワークのスティーブ・ワイチが伝えるところによると、25日に記者から複数の質問を受けたジョーンズ副社長は「われわれはもう決定を下して前に進んでいる」と、同じ発言を6度にわたって繰り返したとのことだ。

最初はリリースの撤回を望んでいたホワイトヘッド自身も、次なるチームへの移籍を考え始めている。

ライトに対し、ホワイトヘッドは最後にこのように語った。

「自分は一生懸命プレーする良い選手さ。最高のアスリートだと思っている。そうじゃなきゃここにいないはずだ。俺にチャンスを与え、ここまで成長させてくれたカウボーイズには感謝している。新たなプレー先が見つかればうれしい。そこで再スタートを切るんだ」

ウェイバーからの獲得を希望するチームがあるとすれば、現地26日(水)の16時(東部時間)がその締め切りとなっている。