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元HCキュービアックがブロンコスに復帰

2017年07月26日(水) 11:33

デンバー・ブロンコスのゲイリー・キュービアック【AP Photo/Gary McCullough】

ゲイリー・キュービアックがデンバー・ブロンコスに戻ってくる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームズ・パーマーは現地25日(火)、キュービアックがスカウト部門のアシスタントとしてブロンコスに復帰すると報道。キュービアックは過去2年間、同チームのヘッドコーチ(HC)を務めてきた。今後はテキサス州を主な拠点とするようだ。ブロンコス側も後に、キュービアックが人事部門のシニアアドバイザーに就任したことを認めている。

同局のイアン・ラポポートはこの報道に加え、トム・ヘッカートが守備選手トップ100人のリストアップに携わる一方で、キュービアックが攻撃選手トップ100人のリストアップに関わる予定だとも伝えた。

同チームのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイは声明の中で「選手評価において経験豊富なゲイリーがチームに加わってくれることでチームの人事部門にとっては大きなプラスとなる。彼は主に大学生を見ることになるが、フリーエージェント側を手伝うことにもなるだろう」と語った。

今年1月、キュービアックは健康上の問題を理由にHC職を退いた。先シーズン、55歳のキュービアックは複合性偏頭痛に悩まされて入院を経験(1試合に欠席)。また、ヒューストン・テキサンズのHCとして活躍した2013年には一過性脳虚血発作を発症し、病院に緊急搬送されてもいる。

辞意を表明した際にも、キュービアックはブロンコスのフロントでエルウェイと共に働くことへの関心を示唆していた。

今回のキュービアック再雇用はどの面から見てもブロンコスにとって利点がある。キュービアックほどブロンコスという組織を熟知する人物は他におらず、選手としては9シーズンにわたって同チームに在籍し、主にエルウェイのバックアップとして活躍してきた。1994年からNFLでのコーチ職に就任しキュービアックはエルウェイが選手に望む能力をすでに理解しており、その選手を見つけだすことが可能だ。

キュービアック本人もこのように語っている。

「この偉大なチームの一員としてまた戻ってこられることを光栄に思う。ジョンと私はずいぶんと前にこのような機会について話し合っていた。人事部門に携われることを幸せに感じる」

「チームを離れる際も、フットボールに携わりたいという思いはあった。この機会がまた私に試合に関わるチャンスを与えてくれた。働けることが本当に楽しみだ」

キュービアックの2人の息子、クリントとクレインもブロンコスでそれぞれ攻撃アシスタントと南西部担当スカウトとして従事している。