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カウボーイズOTコリンズが2年の契約延長で合意

2017年07月26日(水) 11:47

カウボーイズのラエル・コリンズ【Aaron M. Sprecher via AP】

ラエル・コリンズの契約がようやく完了した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地25日(火)、ダラス・カウボーイズのオフェンシブタックル(OT)コリンズが2年およそ1,540万ドル(約17億2,500万円)の契約延長を行ったと報じた。2015年のドラフトで1巡目指名が確実だったコリンズがその際に受け取るはずだった取り分をようやく回収したとも言える。

当時、上位指名候補として会場入りしながらもルイジアナ州で発生していた殺人事件への関与疑惑が浮上したコリンズは同ドラフトで指名されずに終わった。この時、コリンズの代理人らは各チームに対して下位ドラフトでの指名を控えるように通達し、同選手がフリーエージェントで希望するチームに入団することを可能にした。これは2度目の契約更新がすぐに来ることも見越しての判断だった。この事件においてコリンズが容疑者として扱われる事は一度もなかったが、多くのチームは錯綜する情報の中で指名を控える判断を採った。

カウボーイズによってフリーエージェントで獲得されたコリンズは期待通りにリーグトップクラスのオフェンシブライン(OL)マンへと成長。ダグ・フリーが引退を表明した今、今シーズンはライトタックル(RT)として活躍を期待されている。

紆余曲折を経たものの、コリンズの人生やキャリアがこれでようやく正しい方向に軌道修正し始めたようにも思われる。2019年まで継続する今契約によって、年齢が30に到達するまでには巨額の契約を結ぶチャンスがコリンズに与えられる。

ルーキーイヤーには11試合で先発出場を果たしたものの、先シーズンのコリンズはつま先部分の大ケガで3試合のみの先発出場にとどまった。昨季は10月初旬に故障者リスト入りを経験し、再びアクティブ登録となったのは1月のことだった。

昨季の不甲斐ない働きぶりから考えてみても、今契約にはチームによる絶対的な信用が表れている。オーナーのジェリー・ジョーンズもランによってチームの攻撃リズムが作り出されているゲームにおいてOLがいかに重要であるかを理解している。ここ最近は若き才能あるOLマンの獲得が難しいとされる中で、コリンズの今契約はそのような期待をも含んでいるのだ。