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「QBケスラーが1番手」とブラウンズHCジャクソン

2017年07月27日(木) 11:47


クリーブランド・ブラウンズのコーディ・ケスラー【AP Photo/Nick Wass】

クリーブランド・ブラウンズのコーディ・ケスラーが先発クオーターバック(QB)争いで優位に立ったようだ。

ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンは現地26日(水)、2年目のケスラーがトレーニングキャンプの中でファーストチームの先発QBを務めることを明言した。

地元紙『The Plain Dealer(ザ・プレイン・ディーラー)』によると、ジャクソンHCは「コーディ・ケスラーが最初に試される。1番目にチャンスが与えられるだけの価値が彼にはある」と語ったという。

先発QBをいかにして決定するかについて具体的に述べることはなく、“感覚”で決めると言うにとどまったジャクソンHC。また、同HCはプレシーズンの第1試合までには先発QBを確定させたいとの希望も明かしたものの、焦って判断することはないともコメントしている。

先シーズンに新人選手として8試合に出場したケスラーが今季の先発QBの筆頭候補になる事自体はおかしい話ではない。ブラウンズは今後、ノートルダム大学出身の新人QBデショーン・カイザーや今オフシーズンに特異な形で移籍してきたベテランQBのブロック・オズワイラーの動きも注意深く観察することになる。

ジャクソンHCはこのし烈なQB争いについて「時が進めば、ある程度の指標が出てくるはず」と語っていた。

新人としてのケスラーはよく頑張ったと言えるものの、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のQBとしては際立った特徴がない。肩の強さや恵まれた体格を持つカイザーに関して言えば、プロリーグにどれだけ早く順応できるかどうかがカギとなりそうだ。

一方で、オズワイラーについては第1週での出場可能性からシーズン途中でリリースされる可能性までを考えておくべきだ。

今後もブラウンズQBの序列は常に注目しておいた方が良さそうだが、絶対的に信頼を寄せられるQBを見つけるまではチーム自体の流れがこれまでと大きく異なることはなさそうだ。現在のところ、クリーブランドにそのようなQBが存在するという情報は入ってきていない。