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ペイトリオッツLBニンコビッチが引退を表明

2017年07月31日(月) 12:43

ニューイングランド・ペイトリオッツのロブ・ニンコビッチ【Perry Knotts via AP】

ニューイングランド・ペイトリオッツのラインバッカー(LB)ロブ・ニンコビッチがNFLのフィールドを去る決意を固めた。

NFLで11シーズンを過ごしたニンコビッチは、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックと引退について複数回に話し合った末にキャリアの幕引きを発表している。

ニューオーリンズ・セインツ、マイアミ・ドルフィンズとチームを転々としていたニンコビッチはほぼ無名のまま2009年にニューイングランドの地へと降り立った。そして、それ以降その名を全国区とすることになる。

プロボウルに選出されたことは一度もないものの、ペイトリオッツ時代の同選手ほど安定し、信頼の置ける選手は他にいなかったのではないだろうか。

ニンコビッチはキャリア通算で131試合に出場(うち101試合が先発)し、460タックル、46サック、88回のQBヒットを記録。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、2010年以降に400タックル以上、40サック以上をマークしている選手は彼とカライス・キャンベルの2人しかいないようだ。同年以降、ニンコビッチが420タックル、45サックをマークした一方、キャンベルは425タックル、49.5サックをマークしている。

ニンコビッチはペイトリオッツ史の中でもアンドレ・ティペット(100サック)、ウィリー・マクギネスト(78サック)、クリス・スレイド(51サック)、マイク・ブレーベル(48サック)に次いで5番目に多いサック数を残して引退する。

先シーズンには31タックル、4サック――ペイトリオッツの中では3番目に多いサック数――を記録し、12試合で5度のQBヒットも記録。ニンコビッチは10年以上のキャリアを通してスーパーボウル制覇も2度経験している。