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ベンガルズ、職場復帰のルイスHCがバッカニアーズ戦を指揮

2017年08月10日(木) 09:34

シンシナティ・ベンガルズ【AP Photo/Frank Victores】

先日、膝裏にできた嚢胞(のうほう)治療のために練習を欠席していたシンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)マービン・ルイスが早くもフィールドに復帰した。同HCは明日の現地11日(金)に開催されるタンパベイ・バッカニアーズとのプレシーズン初戦も問題なく指揮を執る予定だ。

9日、声明を発表したルイスHCは「素晴らしい治療を受け、昨晩の時点で戻って来ることができた。この件に関わった医療チームの全ての人に感謝したい。金曜日のバッカニアーズ戦に向けて準備する中、早くチームに復帰できてうれしい」と語った。

ルイスは記者に対して同日、医師による初見の診断では嚢胞よりも深刻なものであったが、実際にはそうでなかったことに安心したとも明かしている。

ルイスHCは次のようにも述べた。

「昨日の練習には参加していた。少し早くその場を離れただけ。周囲がもう一度早めに検査を受けろとしつこかったからね。おかげで昨日は3つの検査を受けた。2時間チームを離れただけでは何も問題ないだろう。昨日の夕方5時頃には戻っていたよ」

同HCは火曜日の練習を一部、“些細な”病気を理由に欠席し、『NFL Network(NFLネットワーク)』のステイシー・デールズは8日にルイスHCが膝裏にできた嚢胞の治療を受けていると報じていた。

地方総合病院のメイヨー・クリニックによると、“ベーカー嚢胞(のうほう)”と呼ばれる病気は膝裏にある滑液包と言われる袋で炎症が起こり、その袋に水が溜まることでできる腫瘤(しゅりゅう)を指すとのことで、関節部分にも腫れができやすくなるようだ。

ベンガルズの指揮を執り始めて15年目となる58歳のルイスは現在まで118勝103敗3分けという戦績を残し、プレーオフ進出には7度出場を果たしているものの未勝利である。

ルイスが指揮を取り始める前(1989年から2002年)までのベンガルズは14年間で72勝152敗(.321)と低迷していた。

レギュラーシーズン開幕に向けて指揮官が早期復帰したというニュースはチームにとってもポジティブなサインとなろうが、今季中のルイスに関しては常に状態を把握しておくべきなのかもしれない。