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レイダースRBリンチ、2試合続けて国歌斉唱中に着席

2017年08月20日(日) 22:35

国歌斉唱中にベンチに座るオークランド・レイダースのマーショーン・リンチ【AP Photo/Rich Pedroncelli】

オークランド・レイダースのランニングバック(RB)マーショーン・リンチが国歌斉唱中に2試合続けて腰を下ろしていた。

リンチは先週のプレシーズン開幕戦に続き、現地19日(土)の第2週でも腰を下ろした状態で国歌を聞いていた。この日は彼にとって故郷のオークランド・コロシアムでフィールドデビューを飾る試合だった。リンチはヘッドコーチ(HC)のジャック・デル・リオに対し、自分はこれまでキャリアを通して国家の間は常に着席していたと説明し、彼の元チームメイトである『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイケル・ロビンソンも事実だと認めている。

国歌が流れている間、着席する理由をリンチは公にしていない。

『AP通信社』によると、他にもレイダースの新人セーフティ(S)シャロム・ルアーニは国家の途中で膝をつき、クオーターバック(QB)のデレック・カーは直立せずカリル・マックに腕を回していたという。さらに、ラムズのラインバッカー(LB)でこの日はユニホームを着ていなかったロバート・クインは拳を突き上げた姿勢で立っていた。

1週間ほど前にはシアトル・シーホークスのディフェンシブエンド(DE)マイケル・ベネットがバージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者と反対派の衝突に対する社会的不平等に抗議するため、今シーズンは着席したまま国家を聞くつもりであることを明らかにしたばかり。シーホークスのチームメイト、ジャスティン・ブリットもベネットの抗議に賛同し、現地18日(金)ミネソタ・バイキングス戦の前に隣で彼の肩に手をかけて立っていた。