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ブロンコス、先発QB争いはシーミアンで決着か

2017年08月21日(月) 12:59

デンバー・ブロンコスのトレバー・シーミアン【AP Photo/Charlie Riedel】

プレシーズン第3戦を迎えるデンバー・ブロンコスはもうじき先発クオーターバック(QB)争いに終止符を打つ。

現地19日(土)に行われた試合で先発QBを務めたパクストン・リンチは試合開始からタッチダウンドライブを披露したものの、その後はパス13回中9回の成功で39ヤードを記録し、特にこれといった活躍はなかった。

その後、前半終了間際に登場したトレバー・シーミアンは4ヤード、10ヤード、19ヤードのパスを成功させ、最後に投じたジョーダン・テイラーへのパスはタッチダウンにつながっており、この動きだけでもヘッドコーチ(HC)バンス・ジョセフにとっては満足だったようだ。

『The Denver Post(ザ・デンバー・ポスト)』によると、ジョセフHCは試合後、記者に対してプレシーズン第3戦までに先発QBが固定されれば“理想的”だと語っていたという。

ジョセフHCはリンチとシーミアンのパフォーマンスについて「パクストンはうまく足を使えていた。彼は抜群の身体能力を持っている。トレバーは彼らしさを見せてくれた。彼の安定感はすばらしい。今晩のトレバーの判断力、制球力は共に見事だった。ハドルでもチームをコントロールしていたのは彼だ。トレバーの今日の活躍には非常に満足している」と明かしている。

大きなミスも犯さず、多数のパスを成功させたリンチはピンチの際にも自らが動いてポケットを脱出し、ヤードゲインしていた。この試合の彼のパフォーマンスは決して悪くなかったと言えるが、試合経験の差ではシーミアンに一歩劣る。2人の練習を見ればその差は明らかである。

『Around the NFL(アラウンド・ジ・NFL)』のグレッグ・ローゼンサルが言ったように、この試合で2017年のブロンコスの命運が誰に託されるかはほぼ決まったと言えよう。レギュラーシーズン開幕戦、ブロンコスのQBを務めるのは2年連続でシーミアンとなるだろう。