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カウボーイズHCギャレットがエリオットのレイダース戦出場を示唆

2017年08月23日(水) 10:03

ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【AP Photo/Ron Schwane】

レギュラーシーズンの開幕を前にダラス・カウボーイズのファンはエゼキエル・エリオットのプレーを一目でも見ることができるのだろうか。

カウボーイズのヘッドコーチ(HC)を務めるジェイソン・ギャレットは現地22日(火)、同チームのスターランニングバック(RB)であるエリオットをオークランド・レイダース戦の8プレーから12プレーに登場させるプランを検討中であると明かした。

元恋人への暴力事件に端を発し、NFLが定める個人行動規範に違反したとしてリーグから6試合の出場停止処分を言い渡されたエリオット。ギャレットHCはそんな彼のプレシーズン出場に関して「まだ決まったわけではない。本人と直接この議論を交わしたわけでもない」と語っている。

22歳のエリオットは同処分に対する控訴を申請し、8月29日(火)からは控訴尋問が開始される予定だ。なお、この尋問にはNFL側からハロルド・ヘンダーソン氏が指名されている。

このような珍しい状況下でギャレットHCには8月中にエリオットを強制出場させる意向はないようだ。

ギャレットHCは「このリーグにはたくさんのRBがいるが、彼らの多くはプレシーズンにあまりプレーしない・・・。彼らにとっては試合感覚をつかめれば十分だし、激しい競争の中、練習するための課題が見つかることもある。われわれはしっかりと整った環境で練習を積めているはずだ」とコメントし、こう続けている。

「去年もジーク(エリオットの愛称)はプレシーズン第3戦のシアトル(シーホークス)戦でプレーしたが、彼にとってもチームにとってもそれで十分だったと確信している。あの時のジークは8から12プレーくらいをこなしたはず。もし彼が今回の試合に出るとしたら、同じようなプレー数になりそうだ」

昨夏、新人のエリオットにとっての実戦参加は必要不可欠なものであった。今回、仮に言い渡された処分がそのまま実行となれば、シーズン前半戦をほとんど欠場となるエリオットには昨年とは違ってかなりの余裕が生まれるだろう。

来たる29日、今シーズンのカウボーイズとエリオットの運命が決まる。