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“セインツ”のRBピーターソンがプレシーズンデビュー

2017年08月28日(月) 10:31


ニューオーリンズ・セインツのエイドリアン・ピーターソン【Aaron M. Sprecher via AP】

初めてのプレシーズンとなった2011年、華々しいデビューを飾りたかったランニングバック(RB)のエイドリアン・ピーターソンはビッグプレーを披露することができなかった。しかしながら今回、セインツのユニフォームに身を包んだ31歳のピーターソンにとってはフィールドでプレーするだけでも十分だったようだ。

『ESPN』のマイク・トリプレットによると、試合後のピーターソンは「最高の気分さ。本当にこの時を楽しみにしていた。長いことプレシーズンには出ていなかったのもある。フィールドに立つだけでも良かった。12、13回のプレーで5、6回はキャリーできたはず。動き回れることや、ヒットされる感覚だって気持ちよく感じた」と語ったという。

ヒューストン・テキサンズの本拠地で行われた試合に13対0で勝利を収めたセインツのピーターソンは6キャリーで15ヤード、スクリーンからのパスで1ヤードのゲインを記録。元リーグMVP獲得選手の成績ともあれば満足いく数字ではなかったかもしれない。それでも、彼にとってはレギュラーシーズン開幕に向けての良い準備ができたようだった。

ピーターソンは「多少のぶつかり合いができて良かったし、トップ3のディフェンス陣と対戦できた意味は大きい。残念ながら、第1クオーターでは俺たちのやりたかったプレーはできなかった。でも、相手が全力で挑む必要のあるディフェンス陣だったから・・・彼らと4クオーターやりあえたら楽しいだろう」とコメントした。

ピーターソンとマーク・イングラムの両者は同試合の前半で共に今季プレシーズンのデビューを飾った。一方、新人RBのアルビン・カマーラに対してはヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンからの休養指令が出ていた。カマーラはレギュラーシーズン第1週目からローテーションでの起用が見込まれており、テールバック(TB)陣にタレントが揃うセインツがどのように彼らを起用するのかは興味深いところだ。新たなユニフォームに袖を通したピーターソンは例年以上に出場機会に飢えている。