ジェッツが元ペイトリオッツDEイーリーを獲得
2017年08月28日(月) 15:08現地26日(土)、ニューイングランド・ペイトリオッツから在籍期間わずか5カ月間でリリースされたディフェンシブエンド(DE)のコニー・イーリーは今後、ペイトリオッツと同地区に所属するチームで新たにプレーすることとなった。
ニューヨーク・ジェッツは27日に元ドラフト2巡目指名選手であるイーリーをウェイバーで獲得したと発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレイターはダラス・カウボーイズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、タンパベイ・バッカニアーズ、デトロイト・ライオンズ、ワシントン・レッドスキンズ、アリゾナ・カーディナルスもクレームをかけていたが、ウェイバーの優先権はジェッツにあったと報じている。
イーリーのいとこであるディフェンシブタックル(DT)シェルドン・リチャードソンがジェッツに所属していたことも彼のジェッツ移籍の一つの決め手となったはずだ。
ジェッツはある程度のリスクを覚悟して今シーズンに臨む。イーリーであれば、若く多彩な守備選手をチームの中心に据えた、ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズによるプレッシャー重視の無数の守備戦略にフィットするであろう。
ジェッツはドラフト上位指名選手の再生工場としても知られている。2011年には元ドラフト1巡目指名選手のアーロン・メイビンに対して再度のチャンスを与えた。レックス・ライアン自体はもうジェッツを去っているが、体格のいい選手を欲するというチームの守備哲学は当時とあまり変わっていないのかもしれない。
第50回スーパーボウルでわずか数回のスナップ間に3サック、1インターセプトをマークしたイーリーのパフォーマンスが新天地においても期待される。アーリーは3シーズンを通して合計14サック、1インターセプト、6フォースドファンブル、5パスディフェンスを記録している。
イーリーを地区外へとトレードしようとしたペイトリオッツによる今回の一連の動きは失敗だったのだろうか。今やペイトリオッツは自らが下した決断の結果を一番の特等席で見ることになるだろう。