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ライオンズのOLトムリンソンが49ersにトレード

2017年09月01日(金) 11:11

デトロイト・ライオンズのレイケン・トムリンソン【AP Photo/Darron Cummings】

デトロイト・ライオンズから2015年ドラフト1巡目指名選手がチームを移動することとなった。

ライオンズは現地31日(木)、オフェンシブライン(OL)の強化が必要にもかかわらず、2015年ドラフトで全体28位に指名されたガード(G)のレイケン・トムリンソンをサンフランシスコ・49ersに放出したと発表。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロはライオンズがトムリンソンと引き換えに2019年ドラフト5巡目指名権を獲得したことを伝えた。

今回の動きは新ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチと新ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンによる最新の積極的補強となった。来たる数年のドラフトを通じて戦力を底上げしていく方針にも見えたが、チームの基礎力を上げようと目論む49ersはフリーエージェント市場でも活発な動きを見せている。自身のスランプさえ抜け出せば、トムリンソンはタックル(T)ジョー・ステイリーとライトタックル(RT)トレント・ブラウンが揃う49ersのオフェンス陣にとっては鬼に金棒と言ったところだ。

2016年ドラフトで1巡目に指名されたGジョシュア・ガーネットは約1カ月の間、戦線から遠ざかっている。31日、NFLネットワークのトム・ペリセロは昨季11試合に先発出場したガーネットが最終的には短期の故障者リスト入りする可能性も指摘。同選手は今月初旬に膝の内視鏡下手術を受けており、この直後、ガーネットの復帰には2カ月程度が必要要になりそうだとペリセロは報じていた。

一方のライオンズはロサンゼルス・ラムズからリリースとなった元ドラフト全体2位指名選手であるグレッグ・ロビンソンにレフトタックル(LT)の職を与えている。

25歳のトムリンソンは先シーズン、ライオンズのGとTの両ポジションをこなしながら10試合の先発出場を果たした。

今回の動きから判断すれば、ライオンズが今週土曜に行われるロースターカットを前にもう一度大きなアクションを起こす可能性はあり得る。各チーム、9月2日(土)の午後4時(東部標準時間)までにロースターを90人から53人へと絞り込まなければならない。チーム改革を続ける49ersにとってトムリンソン獲得の意味するところは大きいはずだ。

トムリンソンは『Twitter(ツイッター)』にこう投稿した。

「フォード氏やライオンズ関係者の皆さん、そして、ライオンズファンの皆さんに感謝致します。49ersでプレーできることを楽しみにしています#Niners」