ジェリー・ジョーンズ、ハリケーン救援活動に1億円を寄付
2017年09月02日(土) 06:00ハリケーン“ハービー”の救援活動のため、ダラス・カウボーイズが惜しみない寄付を申し出ることを最初に聞く人物として、デズ・ブライアント以外に適任者はいなかっただろう。
カウボーイズは現地8月31日(木)、T&Tスタジアムでハリケーン被災者のための募金集めを目的に、『Salvation Army(サルベーション・アーミー)』と題した長時間テレビ番組を主催した。ここでオーナーのジェリー・ジョーンズは100万ドル(約1億1,000万円)の寄付を行うことをある人物に電話で伝えた。その相手こそ、ブライアントだったのである。
この話の経緯はこうだ。
「私がデズにドッキリを仕掛けてやろうと思っていたんだが、会話を進めるうちに彼が私をドッキリにはめてくれてね。彼はそういうのが本当に得意なんだ」と、ジョーンズは『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターに語った。
「デズは自分自身の仕事にのめり込むのが好きなんだ。この数年間、私たちは何度か交渉を重ねてきた。交渉は楽しかったよ。プレーヤーたちが彼らに寄せられる関心や知名度を利用してどんな風に人々を助けられるのか理解する様子を見て、私はとても報われた思いだ」
この長時間テレビ番組は大きな成功を収め、230万ドル(約2億5,300万円)以上の寄付を集めた。
ブライアントはチームの公式サイトで「みんなが“サルベーション・アーミー”の下で一致団結し、ヒューストンに笑顔を取り戻そうと努力している様子を見ることができて素晴らしい気分だよ」とコメントしている。
「見ての通り、僕たちにできることがあれば、どんな手助けもやるよ。僕たちには想像することしかできないし、被災者の人たちが実際どんな風に感じているかは分からない。彼らには愛と支援の手が今すぐ必要なんだ」
カウボーイズとジョーンズ家はハリケーン救援活動のためにすでに10万ドル(約1,100万円)の寄付を行っており、今週初めにはテキサス州フリスコにあるチームの練習施設にヒューストン・テキサンズを招いている。
カウボーイズ以外にもNFLに所属する多くのチームがハリケーン“ハービー”の救援活動のために寄付を行っている。