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大型ハリケーン“イルマ”の影響でバッカニアーズ対ドルフィンズ戦は日程変更か

2017年09月06日(水) 09:17

マイアミ・ドルフィンズの本拠地ハードロック・スタジアム【G. Newman Lowrance via AP】

NFLは現地5日(火)、今週末に大型ハリケーン“イルマ”がフロリダ州を襲うとの予想がされるため、10日(日)午後に開催予定のマイアミ・ドルフィンズ対タンパベイ・バッカニアーズ戦をマイアミで行わないことにしたと発表した。

NOAA(米国海洋大気庁)と米国空軍によれば、カテゴリー5へと発達したハリケーン“イルマ”は時速約298kmとスピードを速めながら今週末には南フロリダへと上陸する見込みだとのこと。

NFLは現在、バッカニアーズ対ドルフィンズ戦をいつ、どこで開催するのかを検討している。日程変更はせず、予定通り10日に2チームの中間地点となる場所で試合を決行するか、あるいは、シーズン後半に当初の開催予定地であったマイアミで試合を開催するという2つの選択肢が考えられている。

ドルフィンズとバッカニアーズは共に今シーズンの第11週目がバイウイークとなるため、仮にこの試合が11月19日(日)に順延されれば、両チームは休みなく16試合連続で戦うことになる。

NFLは過去にも両チームの中間地点となる場所で試合を決行したという前例がある。2014年、バッファロー・ビルズ対ニューヨーク・ジェッツの1戦はニューヨークを襲った猛ふぶきによる影響で開催地をニューヨークからデトロイトに変更した。

また、かつてのNFLは試合をシーズン後半に順延したこともあり、2008年に大型ハリケーン“アイク”がヒューストンのスタジアムに大きな被害をもたらした際、NFLはボルティモア・レイブンズ対ヒューストン・テキサンズの試合スケジュールを変更し、第2週に行われる予定だった同試合を第9週目に順延している。

NFLは5日に発表した声明の中でこのような判断に至った経緯を説明している。

以下がその声明の一部である。

「NFLは現在の緊急事態を踏まえた上で公共の安全を考慮し、フロリダ州や地方当局、両チームとの協議を行った結果、今週末に南フロリダで試合を決行することは適切でないと判断した」

NFLは今後のスケジュールについて “可能な限り”早く発表するとも述べている。

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