カンザスシティ・チーフスのストロングセーフティ（SS）エリック・ベリーの今シーズンは早くも終わってしまった。

現地7日（木）に行われたニューイングランド・ペイトリオッツとの開幕戦で勝利したチーフスだったが、翌金曜日、ヘッドコーチ（HC）アンディ・リードはベリーが試合中にアキレス腱を断裂した可能性を明かした。

ベリーはペイトリオッツのタイトエンド（TE）ロブ・グロンコウスキーを終始確実にホールドする仕事を果たしていたが、第4クオーター途中でカートに乗せられてフィールドを後にし、以降はフィールドに戻ってきていない。

ベリーの今季絶望というニュースはチーフスにとって大打撃となる。ディフェンス陣の要を失ったチーフスは、当初のプランを大きく変更しなければならない事態に直面している。

『ArrowheadPride.com』のピート・スウィーニーに対し、ベリーは「エリック・ベリーの代わりを務められるもう1人のエリック・ベリーなど存在しない」とコメントしたとのこと。

ベリー不在の穴を埋めるオプションとして、リードはダニエル・ソレンセンとエリック・マレーがスナップを受ける可能性を示唆した。しかし誰が代わりを務めることになろうと、ベリーの不在を完全に埋められる選手は誰もいないだろう。不可避的に生じてしまう空白を埋めるため、チーフスは創造力を駆使しなければならない立場に追い込まれた。

ベリーは今年2月に7,800万ドル（約84億円）で6年契約にサインしている。

アキレス腱断裂という新たな逆境に直面することになった現在28歳のベリーは2014年にがんの告知を受けたが、その後、見事な復帰を果たしている。それ以前にさかのぼれば、2011年にも前十字靭帯断裂により15試合を欠場している。

ベリーが2018年にけがを克服して再び強力な形で復帰する可能性は高い。

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