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元ジャイアンツKジョシュ・ブラウンが6試合出場停止処分

2017年09月09日(土) 12:06


ニューヨーク・ジャイアンツのジョシュ・ブラウン【AP Photo/Kathy Willens】

現地8日(金)、NFLは元ニューヨーク・ジャイアンツのキッカー(K)ジョシュ・ブラウンがリーグの定める個人行動規範に違反したことを理由に2017年シーズン開幕後6試合の出場停止処分を決定した。

NFLは2015年にブラウンと彼の妻との間に起こったとされる家庭内暴力の疑いを調査した後、2016年シーズンの開幕戦でも出場停止処分を科している。

2016年10月、ワシントン州キング郡の郡保安官事務所はブラウンの事件に関する捜査が終了したことを公式に発表。その捜査報告の一部として、郡保安官事務所はそれまで一般およびNFLに対して公開を保留してきた相当量の捜査資料を開示した。その捜査資料には2015年5月にブラウンが逮捕された事件とはまた別のブラウンが関与したとされる一連の事件に関する情報も含まれていた。

『NFL.com』はブラウン逮捕に関する165ページ分の資料を10月にキング郡保安官事務所より入手した。そこには当時の妻であったモリー・ブラウンに対して肉体的な暴力や言葉による暴力、さらに精神的暴力を加えたことを彼が認めた署名入り資料も含まれていた。また『NFL.com』が入手した資料ではブラウンが妻への接近禁止命令を破り、モリーが3回にも渡り911へ電話したこと、さらには当時の検察官らが彼女に対して捜査協力を要請したにもかかわらずなかなか応じなかったことで捜査活動が困難となっていた事実も明らかになっていた。

NFLはブラウンをコミッショナー承認ロースター除外リストに登録し、新たに明らかになった事件に関して調査を再開した。資料の再調査やブラウン本人およびその他関係者に対する面談などを含む広範囲な調査を経て、リーグはブラウンの行動はNFLが定める個人行動規範に違反し、6試合の出場停止処分に相当すると結論づけた。

NFLは声明を通じて、ブラウンへの出場停止処分は即時有効であると明かしている。

ブラウンは昨年10月にコミッショナー承認ロースター除外リストに登録された直後にジャイアンツを放出されており、それ以降はNFLでプレーする機会は得られていない。

【K】