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バイキングスQBブラッドフォード、第3週は間に合うのか?

2017年09月21日(木) 09:32

ミネソタ・バイキングスのサム・ブラッドフォード【AP Photo/Jim Mone】

ミネソタ・バイキングスはエース不在でもう1週間を過ごさねばならないのだろうか?

ヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーは現地20日(水)、今週末の24日に開催されるタンパベイ・バッカニアーズ戦にエースクオーターバック(QB)であるサム・ブラッドフォードが出場する可能性については当日の判断になることを明らかにした。これは地元紙の『St. Paul Pioneer Press(セントポール・パイオニア通信)』が伝えたもの。ブラッドフォードは20日の練習に参加しており、本人的には良い感触をつかんでいるようだ。

膝を痛めていたブラッドフォードはバイキングスの第2週、ピッツバーグ・スティーラーズ戦に欠場してチームは敗戦。しかし、地元紙『Tampa bay Time(タンパベイ・タイムズ)』によると、ジマーHCはブラッドフォードに関して「(月曜日は)良い感じだった。毎日の経過観察を念入りに行うだけだ」と語っていたようだ。また、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えるところによると、適切な処置を受けたブラッドフォードの膝の腫れはすでに引いているとのこと。

今週末の試合に出場可能かどうかと問われたブラッドフォードは「練習でうまくいかなかった場合はまだ出れないかもしれない」と答えている。チームによる水曜日の故障者レポートでは“制限付き”と記載されていたブラッドフォードは「クオーターバックの役割を全うできる状態でなくてはならない。今週の練習中、実際にフィールドに出て足をどれだけ使えるかにかかっている」とも明かした。

ペリセロ記者の『Twitter(ツイッター)』にはバイキングスの練習風景が投稿された。

「バイキングスによる15分間の公開練習の様子。ブラッドフォードは今、このくらいの練習は可能なようだ」

バッカニアーズ戦にブラッドフォードが間に合わない場合、チームは再びスティーラーズ戦で1パス平均わずか4.5ヤードを記録したケイス・キーナムを登板させることとなる。

第1週ですばらしいパフォーマンスを披露したブラッドフォードはその直後にMRI撮影を行ってはいたが、すでに2度もACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を損傷し、多数の傷ついた筋組織が見られた画像からは明確な診断は難しかったようだとNFLネットワークのイアン・ラポポートは伝えた。

エースの欠場は1週間だけに留めてもらいたいバイキングスではあるが、彼のステータスは試合当日に近づくまで不透明なままであろう。

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