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NFL、メキシコ開催の公式戦はスケジュール通りの予定と発表

2017年09月21日(木) 15:24

メキシコのエスタディオ・エステカ・スタジアム(アステカ・スタジアム)【Ric Tapia via AP】

現地19日(火)、メキシコ中部で200人以上の死者を出すマグニチュード7.1の大地震が発生した。この天災を受け、NFLは11月19日(日)にメキシコシティのエスタディオ・アステカで開催予定のオークランド・レイダース対ニューイングランド・ペイトリオッツ戦についてスケジュール通りに行うかどうかを検討中だ。

マーク・ウォーラー国際担当上級副社長は20日、電話会議の中で担当職員がスタジアムの徹底的な調査を開始し、21日の晩までにはその安全性についての結果が出る模様だと伝えた。

ウォーラーは次のように語っている。

「今日、スタジアムについての徹底的な調査を開始した。スタジアムの担当職員はサッカーの試合が中止になった理由について時期的な問題であったことを発表している。当初の情報によると、初期調査結果ではスタジアムに全く被害が出ていないことが分かっている。50年前に建てられたスタジアムであることを考えれば、当時の建設技術がいかに高いものであったか、また、安全性に優れた設計を行っていたことが分かるだろう」

「初期報告の結果は良好だが、最終的な報告を明日21日の晩までに上げることがわれわれの使命。スタジアムはもちろんのこと、その周辺でわれわれが利用するホテル施設、昨日は閉鎖されたが今は再稼働している空港の状態など、これらについてより詳しい報告を待つ。ほぼ全てが問題なく機能しているはずだ」

当スタジアムが今回のような大地震に備えた設計に基づいて建設されたともウォーラーは指摘している。

ソーシャルメディア上で出回るスタジアムの写真に関し、ウォーラーは「昨日、ソーシャルメディア上に投稿されていたスタジアム内にある“隙間”の写真だが、これは今回の地震によってできたものではないことを報告したい。もともと、このスタジアムには4つの大きな“隙間”が設計されており、地震が起きた際には揺れを軽減する機能を持つ。今回もまた、ソーシャルメディアによって誤情報が出回っているようだ」と述べた。

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