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シーズン第2週、ブレイディ、J.J.ネルソンらが週間MVPを受賞

2017年09月21日(木) 15:26

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Butch Dill】

シーズン第1週、王者ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディが見せたパフォーマンスはいつものブレイディによるものではなく、年齢が40に到達した彼がついに衰えを見せたのかとも思われた。それゆえ、先週末のシーズン第2週にメルセデスベンツ・スーパードームで見せた彼の圧倒的なプレーを見逃したファンも多かったのではないだろうか。

チームの2戦目となったニューオリンズ・セインツ戦を36対20の大差で下したペイトリオッツ。現地20日(水)、同試合で39回のパス中30回の成功を収め、447ヤード、3タッチダウンを投じたブレイディがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)攻撃部門の第2週の週間MVP選手に選ばれた。セインツ戦のブレイディは過去2年間のレギュラーシーズンで最も多くのヤード数を稼ぎ、昨年10月30日以来で最高となるパス成功率を記録した。

その他、第2週の週間MVP獲得者

【AFC】

<守備部門>

DTクリス・ジョーンズ:第1週には目立った活躍を見せなかったカンザスシティ・チーフスの2年目、ディフェンシブタックル(DT)のジョーンズが第2週のフィラデルフィア・イーグルス戦で3サック、2フォースドファンブル、1インターセプトを記録してチームの27対20での勝利に貢献した。第4クオーター、同点だった試合はジョーンズによるインターセプトがきっかけとなって逆転のタッチダウンへとつながった。

<スペシャルチーム部門>

Kコーディ・パーキー:ロサンゼルス・チャージャーズ戦、4本のフィールドゴールを決めたマイアミ・ドルフィンズのキッカー(K)パーキーが週間MVPに選出された。同試合の残り1分5秒、54ヤードからのパーキーによるキックがドルフィンズの決勝ゴールとなった。

【NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)】

<攻撃部門>

WRのJ.J.ネルソン:インディアナポリス・コルツ戦の第3クオーター、アリゾナ・カーディナルスが10点をリードされた場面でクオーターバック(QB)カーソン・パーマーからのパスを受けたワイドレシーバー(WR)ネルソンがコルツの2枚のディフェンスをかわして45ヤードを疾走し、タッチダウンを決めた。ネルソンは5キャッチで120ヤードをマークしてチームの勝利に貢献。この試合、ネルソンは自身3度目となる100ヤード以上をマークした。

<守備部門>

CBデズモンド・トゥルーファント:グリーンベイ・パッカーズ戦の前半終了間際、アトランタ・ファルコンズのCBトゥルーファントが相手のエースQBアーロン・ロジャースからピックを奪い、このプレーが後のタッチダウンを生み出した。第3クオーターの開始直後にもロジャースが投げそこなったボールを拾い上げたトゥルーファントがそのまま15ヤードを快走してタッチダウンを決めた。ファルコンズはこのタッチダウンもあり、パッカーズを34対23で下している。

<スペシャルチーム部門>

PRジャマル・アグニュー:ニューヨーク・ジャイアンツ戦の第4クオーター、デトロイト・ライオンズのパントリターナー(PR)アグニューが自軍陣地の深い位置でボールをキャッチした後、そのまま相手のタックルをかわし続けて鮮やかな88ヤードのタッチダウンを記録。このタッチダウンによってライオンズは24対10で白星を飾っている。