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ジャイアンツ、HCマカドゥーの批判に納得するQBマニング

2017年09月22日(金) 23:19

ニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・マニング【AP Photo/David Richard】

ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ベン・マカドゥーによる公開批判を受けたイーライ・マニングはその批判を真摯(しんし)に受けとめて前を向く。

現地18日(月)、マンデーナイトに開催されたデトロイト・ライオンズ戦で敗北を喫したジャイアンツ。マカドゥーHCはこの試合のマニングによるプレーを公の場で批判した。10点差を追いかける後半、タッチダウンを狙える位置でマニングによるまさかのディレイ・オブ・ゲーム・ペナルティー(遅延行為)がそのチャンスを潰した。マカドゥーは“クオーターバックによる不注意”という表現を用いてこのプレーを批判している。

20日、その批判を受け入れたマニングはさらなる高みを目指すことを誓った。

チームの公式サイトを通し、マニングは「(マカドゥーは)自分がその批判を受け入れることができると知っている。14年間このニューヨークでプレーしてきたんだ。批判されたことがあるのも当然だろう。だから今、マカドゥーコーチと私の考えは一致している。メディアに対して言おうと、私に対してやチームに対して言おうと、コーチの発言は全てがチームのためを思ってのこと。私はそのことを理解している」と語った。

HCが先発QBを名指しで批判するシーンはさほど多く見られはしないものの、マカドゥーHCによる今回の発言はマニングがそれを受け止められる精神を持っているからこそ行ったと解釈していいだろう。反対に、マニング以外でHCから直接的な批判を浴びても耐えられる選手はなかなか存在しないかもしれない。

最後にマニングは次のようにも語った。

「プロの世界にはつきもの。あまり過敏に反応してはいけない。皆、敏感になり過ぎている気がする・・選手含め、全員がね。誰かが自分について何かネガティブな発言をしたり、自分が誤ったプレーをしたらならそれは自己責任だ。マカドゥーコーチとは最高の関係性を築けている。彼もそう思っているはずだ。コーチがチームに就任した際、私は彼に“いろいろと教授をお願いします。もし何かミスをした時には教えてください”と伝えていた。私は教わることが好きなんだ。だから、コーチとはさまざまな事柄について語り合ってきた。今の自分に改善すべき点があるのは明白だ」

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