キャム・ニュートン、次戦勝利でパンサーズQB最多勝記録更新
2017年09月24日(日) 08:52クオーターバック(QB)キャム・ニュートンはカロライナ・パンサーズ史上最多勝QBではない――まだ今のところは。
今週、『The Carlotte Observer(ザ・シャーロット・オブザーバー)』はフランチャイズ史上最多53勝で並んでいるニュートンとジェイク・デロームへのインタビューを通し、一見控えめながらも興味深い貴重な事実を明らかにした。
デロームはパンサーズで活躍した2003年から2009年にかけて、3シーズンで10勝、11勝、12勝の2桁勝利を挙げ、通算53勝をマーク。一方、2011年シーズンからパンサーズの先発QBを務めるニュートンがこれまでに2桁勝利を挙げた年は2シーズンだ(2013年12勝、2015年15勝)。
先発QBの勝利数記録はあまり意味のないデータだが(そもそも正式なデータと認められるかも怪しい)、これは両者の興味深いストーリーを導き出している。ザ・シャーロット・オブザーバー紙が指摘するように、両者は比較的同等の成功を収めながらも、どちらも大きく目立つ形を取っていない。
これは魅力的な論点を提起する。そもそもフランチャイズQBという定義は何なのか? そして28歳で移籍してきたデロームと、21歳でデビューして以来生え抜きのニュートンの比較は妥当なのか?
「今のパンサーズは、基本的にはキャムのプレー次第で予想がつく」とデロームは語る。「大半のチームが似たような感じだと思うが、パンサーズの場合はキャムのプレーにかなり頼っていて、キャムのプレーが良ければ試合に勝つ。一方、私が在籍していた頃のパンサーズでもそういう傾向はあったが、私が不調でも勝てるように工夫するところもあった」
パンサーズ史上最多勝タイQBになったとのニュースを知らされた際のデロームとニュートンの対照的な反応を踏まえると、この発言には一考の価値がある。2人の勝利数が並んだと知らされた時、デロームは驚きを隠そうとしなかったが、ニュートンはすでに彼自身が少し前にその記録を破ったものと思っていたのだ。
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