10月2日にエリオットの訴訟に関する聴聞会実施へ
2017年09月24日(日) 09:07米国連邦第5巡回区控訴裁判所の資料によると、ダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットの事案に関するNFLの緊急手続き停止申請について、現地10月2日(月)に公聴会が実施されるという。
公聴会はアメリカ東部時間14時にニューオリンズで行われることになっており、裁定前にNFLとNFL選手会双方の担当弁護士が20分間の討議を行う。公聴会は10月第2週に予定されているため、エリオットは今週、シーズン第3週もプレーが認められ、翌週のロサンゼルス・ラムズ戦への出場も可能となる。
エリオットの出場停止処分保留を求めた訴訟に関して地区連邦地方裁判所が仮差し止めを請求したことを受け、先週、NFLは緊急手続き停止申請を提出していた。NFLは26日(火)までに裁定するよう求めていた。
『Tulane Sports Law Program(テュレーン・スポーツ・ロー・プログラム)』のゲイブ・フェルドマンが伝えたところによると、仮に米国連邦第5巡回区控訴裁判所が差し止め命令を延期した場合、エリオットの出場停止処分は即時実施される可能性がある。また、差し止め命令が覆らなかった場合は審理継続となるため、エリオットは2017年シーズンにフル出場できる見込みが出てくる。
NFLの不服申し立ては今シーズンのエリオットの出場停止処分を即時実行するためのものであり、団体労働契約の第46項に記載された“悪質な行動”に基づく制裁処分がNFLのコミッショナーであるロジャー・グッデルの権限によって実行されることを確認するものである。
エリオットには元恋人のティファニー・トンプソンさんに対する暴力疑惑がかけられ、1年に及ぶNFLの調査の末にグッデルコミッショナーはエリオットがリーグ規定の個人行動規範に違反したとして6試合の出場停止処分を言い渡していた。この処分には不服申し立てが行われ、NFL選手会はエリオットの処分取り消しを求めて上告した。
22歳のエリオットはこれを否定しており、この件に関してこれまでにエリオットが逮捕、または、制裁を受けたことはない。
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