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ACL損傷で今季絶望のバイキングス新人RBクック

2017年10月03日(火) 12:29


ミネソタ・バイキングスのダルヴィン・クック【AP Photo/Jim Mone】

ミネソタ・バイキングスにとって最悪なニュースとなった。

ヘッドコーチ(HC)のマイク・ジマーは現地2日(月)、新人ランニングバック(RB)ダルヴィン・クックがデトロイト・ライオンズとのシーズン第4週でACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を損傷し、今季絶望となったことを明かした。なお、チームはこの試合を14対7で落としている。

クックに関してジマーは記者に対し、「ダルヴィンは今と同じ姿で戻って来てくれると信じている」と語った。ライオンズの第3クオーター、ボールをキャリーしていたクックは誰とも接触せずに膝を抱えながらフィールドに崩れ落ちた。

バイキングスにとってこれほどまでの損失はないだろう。ここ1カ月で見せたクックの器用さや驚くべき生産性はラタビアス・マレーやジェリック・マッキノンでもカバーしきれないものであった。

フロリダ州立大学出身のドラフト2巡目ルーキーは354ランヤードでチームを牽引し、1キャリー平均は4.8ヤードを記録。クックはまた、11レシーブで90ヤードも記録している。

チームがクオーターバック(QB)のサム・ブラッドフォードはもうじき膝の問題を解消するだろうと目算していた中でのクックの離脱。今季のバイキングスがいかに不運であるかを象徴しているとも言えるタイミングの悪さだ。

バイキングスのロースターに頼れるQBはブラッドフォードしかいない。昨年は若手有望株であったQBテディ・ブリッジウォーターが膝の大ケガによって長期間の離脱を余儀なくされた。

タレント揃いの面々がいつになったら同時にフィールドでプレーできるのか、バイキングスファンはそのいつか来る時を待ち続けている。

【S】