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チャージャーズ対レイダース戦は予定通りオークランド開催が濃厚

2017年10月13日(金) 10:47

オークランド・レイダースの本拠地オークランド・コロシアム【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

米国カリフォルニア州北部で発生した山火事は20名以上もの死者を出し、今なお燃え広がっている。

北カリフォルニア特有の乾いた強風も相まって火力は一段と強まっており、大気環境についても不健康なレベルにまで達する中、今週末のロサンゼルス・チャージャーズ対オークランド・レイダース戦のオークランド開催が疑問視されている。

リーグのスポークスマンであるマイケル・シグノラは現地12日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに対して「われわれはベイエリアの大気の状況をこまめに観察し、レイダースとチャージャーズ、地方担当者などと密に連絡を取り合うつもりでいる。現時点で言えば、今週末の試合はスケジュール通りにオークランドで開催する予定だ」と伝えた。

12日、レイダースは再び練習開始の時間帯を早め、フィールドでの練習時間を短縮した。『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュー・ジャーナル)』のマイケル・ゲールケンによると、マイケル・クラブツリーやその他の選手は練習時にマスクを着用していたとのことだ。

ゲールケンの『Twitter(ツイッター)』にはその様子が投稿されていている。

「米国環境保護庁が大気環境に関して“健康的でない”との発表を行った後、レイダースのWR(ワイドレシーバー)マイケル・クラブツリー、アイザック・ホイットニーらがマスク着用で練習に参加した。山火事の影響で練習時間は短縮されている」

クオーターバック(QB)デレック・カーは現況についてこのように語った。

「この地域に住むご家族の事を思う。これが現実の世界、厳しいものだ。2勝3敗なんて大して話じゃなくなってくる」

ベイエリアを本拠地とするレイダースとサンフランシスコ・49ersの2チームはこの山火事の救済基金に対し、合わせて45万ドル(約5,000万円)を寄付した。

【S】