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パッカーズQBロジャースが鎖骨骨折の手術へ

2017年10月17日(火) 12:10

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Matt Ludtke】

グリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーが現地16日(月)、チームの大黒柱であるクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが骨折した鎖骨の修復手術を受けることになったと明かした。

マッカーシーHCは「アーロン・ロジャースがゲーム中に深刻なケガを負った。手術が必要だそうだ。彼は短くはない期間、チームから離脱することになる。アーロンの今季が終了する可能性もある。すぐに手術は行われる予定だ。そのプロセスを確認した後は彼の回復と健康を祈るのみ。われわれは今、それだけを願っている」と語った。

マッカーシーHCはロジャースが今季絶望となることについて断言は避けたものの、手術を受けるとあってはおそらく相当な期間の離脱が想定され、ロジャースの2017年がこれで終わりとなる可能性は十分に考えられるだろう。16日の時点ではまだロジャースが故障者リストに登録されたという報告はない。仮にロジャースが故障者リストへと登録された場合、少なくとも8週間の離脱が確定する。

今季中にロジャースが復帰可能であるかどうかについて問われたマッカーシーHCは「アーロンが元の健康な状態に戻ってくれることが肝心。タイムラインどうこうの話ではないんだ。チームは彼の復帰時期について心配しているわけではない」と返答。

シーズン第6週、ミネソタ・バイキングスのラインバッカー(LB)アンソニー・バーによる猛烈なタックルを受けたロジャースは肩から地面へと倒れ込み、利き腕側の鎖骨を骨折するに至った。

マッカーシーHCはこのプレーについて次のように述べている。

「あのようなプレーは好まない。昨晩、飛行機の中でも確認したが、アーロンはポケットの外にいただろう。彼はヒットを受けることも想定していたはずだが、あのように抱え込みながら倒しにくるのはいかがなものか。ルールに反しているようにも感じた。ここにただ座ってわれわれの大切な選手が負傷する姿を見るのは非常に不愉快である。あのプレーは許しがたい。不必要であり、ルール違反のプレーだったと思う。私の個人的な意見ではあるが、あれは完全に不毛なプレーだった」

現在4勝2敗のパッカーズは今後、3年目のQBブレット・ハンドリーが残りのシーズンに出場し、第7週のニューオーリンズ・セインツでキャリア初の先発出場を果たす予定だ。16日、チームは練習生のジョー・キャラハンをバックアップQBとしてロースター入りさせた。

周囲の選手がいつも通りの働きをしさえすれば、経験不足のハンドリーでもパッカーズ攻撃陣を指揮することは難しくないとマッカーシーHCは語る。

「3年かけてブレット・ハンドリーを育ててきた。彼の活躍には自信がある。ジョー・キャラハンには2年を費やした。われわれQB陣には確立した理論があり、その下で全員が成長を遂げてきた。この理論はいかなるゲームプランにも適応可能だ。私はパッカーズのQB陣に自信があるし、ほとんど心配していない。むしろ、昨日はグリーンベイ・パッカーズらしからぬ姿を見せてしまったゆえ、チームを通常の状態に戻すことが現在の最優先事項である」

最後にマッカーシーHCは3年目のハンドリーがその他フィールドにいる10人とうまくリズムをつかめるかどうかは自身の手腕にもよるとコメントしている。

「私自身にもいつも以上の仕事が求められる。ブレットには波に乗ってほしい。しかし、より重要なのは攻撃陣全体がリズムに乗ることだ。昨日はみんなバラバラの動きをしていた。パスプロテクションが課題。基本的なブリッツでさえ止められていない。まずはプロテクションを確実にし、それからわれわれのパスゲームを展開していきたい。パッカーズはより“クリーン”なフットボールをするつもりだ」

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