一発退場のリンチに1試合の出場停止処分
2017年10月21日(土) 11:17オークランド・レイダースはシーズン第7週サーズデーナイトで対戦したカンザスシティ・チーフスとの試合をビーストモード不在で乗り切り、白星を勝ち取った。そして今、レイダースはもう1週間、彼不在の時間を過ごすことになる。
NFLは現地20日(金)、レイダースのランニングバック(RB)であるマーショーン・リンチが1試合の出場停止処分を受けたと発表。リンチは前夜に行われたチーフス戦でオフィシャルに接触し、アンスポーツマンライクコンダクトと見なされてペナルティを食らい、その場で試合から除外された。
マーショーン・リンチ退場:https://t.co/tcHmlPgNyj pic.twitter.com/Zx88ICDuj2
— NFL JAPAN (@nfljapan) 2017年10月20日
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として伝えたところによれば、リンチは出場停止処分に控訴するという。また、ラポポートによると、停止処分でリンチは11万0,662ドル(約1,256万円)相当の犠牲を払う――基本給7万9,412ドル(約900万円)、1試合ごとのゲームボーナス3万1,250ドル(約355万円)――ことになるとのこと。
リンチ退場のきっかけとなったフィールド上での騒動が発生した際、リンチはサイドラインにおり、直接、プレーに関わっていたわけではない。それでも、プレーに激昂したリンチはオフィシャルに直接接触してしまい、ペナルティを受けた。このコンタクトについてヘッドコーチのジャック・デル・リオは「弁解の余地なし」と一蹴。
NFLが発行した声明によると、NFLフットボール運営部門VPのジョン・ランヤンはリンチに宛てた書簡にこうつづったという。
「貴方は活発化する選手同士の対立を拡散していたゲームオフィシャルの一人に対し、意図的に身体的接触をはかった。不適切かつスポーツマン精神に反する行為によって貴方は退場となった。そのコンダクトにはゲームオフィシャルを押し、彼のジャージーをつかんだことも含まれる。(中略)貴方はゲームオフィシャルが拡散しようとしていた激しい対立に直接関わっていたわけではなく、騒動の発端となったプレーに参加していたわけでもない。直接的に関与していないにもかかわらず、状況に加わろうとサイドラインからミッドフィールドにめがけて飛び出してきた選手は両チームを合わせても貴方だけだ」
リンチがフィールドに飛び出していくきっかけとなったのは、チーフスのコーナーバック(CB)マーカス・ピータースがクオーターバック(QB)デレック・カーにヒットしたシーンだ。
1試合の出場停止処分を受けるリンチがレイダースのアクティブロースターに復帰できるのはチームがシーズン第8週にバッファロー・ビルズと対戦した翌日の10月30日(月)となる。
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