イーグルスLTピーターズはACLとMCLの負傷で今季終了
2017年10月25日(水) 10:40『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地24日(火)、マンデーナイトに開催されたワシントン・レッドスキンズとの一戦でフィラデルフィア・イーグルスの大ベテラン、レフトタックル(LT)ジェイソン・ピーターズがACL(前十字靭帯/じんたい)とMCL(内側側副靱帯/ないそくそくふくじんたい)を損傷したと報じた。ヘッドコーチ(HC)のダグ・ペダーソンによると、この負傷によってピーターズの今季絶望が確定したとのことだ。
試合の第3クオーター序盤、ピーターズの下半身がレッドスキンズのディフェンシブタックル(DT)ジギー・フッドの体の下敷きとなり、ピーターズは膝を抱えてその場から動けなくなった。その場で固定具が装着されたピーターズはチームメイト全員に見送られながらカートでフィールドを去っている。この光景はプロボウルに9度も選出されているピーターズがイーグルスにおいていかに偉大な存在であるかを、また、チームにとってどれだけ大きな損失となったかを物語っていた。
14年に渡るプロのキャリアで166試合に先発出場してきたピーターズはリーグの中でも優れたオフェンシブラインマンとして活躍してきた。
今季はスーパーボウル出場も夢ではないイーグルスにとって、ピーターズの離脱は相当な痛手となる。昨年は低パフォーマンスを見せ続けたライトタックル(RT)レーン・ジョンソンに代わって出場機会の増えたハラポーリバティ・バイタイが今後は好調を維持するクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツのブラインドサイドをプロテクトする役割を担いそうだ。
ペダーソンHCは今後のLTについて未だ思案中であるとは語るが、今のところジョンソンはライトタックルのポジションに固定する方針だ。
レッドスキンズ戦ではピーターズに加えてラインバッカー(LB)のジョーダン・ヒックスも足首を負傷して離脱している。ペダーソンHCは24日、記者に対してアキレス腱を負傷したヒックスも今季中の復帰が不可能であると明かした。
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