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WRアンクワン・ボールディンが電撃復帰の可能性も

2017年10月27日(金) 12:58


アンクワン・ボールディン【Detroit Lions via AP】

どうやらワイドレシーバー(WR)のアンクワン・ ボールディンが現役復帰を考えているようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、ボールディンのプレー権を保有するバッファロー・ビルズが同選手に対して他チームとの交渉を許可したようだ。ビルズはボールディンのプレー権を無条件に手放す予定はないものの、他チームが彼に対して興味を示した場合にはトレードも視野に入れているという。

この動向を最初に報じたのは『ESPN』だ。

ビルズと1年契約を結んだ直後の今年8月、ボールディンは電撃的に引退を表明した。ボールディンは引退を宣言する前、ビルズの選手としてプレシーズンゲームに2試合出場している。

ボールディンは長いNFL史においても優れたポゼッションレシーバーとして知られている。彼は通算で13,779レシーブヤードを計上し、1,076レシーブと82タッチダウンも記録している。アリゾナ・カーディナルス、ボルティモア・レイブンズ、サンフランシスコ・49ers、デトロイト・ライオンズに在籍した彼はそれぞれのチームにおいて優秀な成績を収めた。『Pro Football Focus.(プロフットボール・フォーカス)』によれば、ボールディンは2008年以降だけでも3,495ランヤードを計上しているとのこと。同期間でボールディンよりも同ヤード数を稼いだのはウェス・ウェルカーとラリー・フィッツジェラルドのみである。

昨年はライオンズでクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードのお気に入りターゲットとして8タッチダウンをマークし、サードダウンでの活躍も多く見られた。

最大の焦点となるのはボールディンに対して興味を抱く球団が存在するかどうかだろう。トレーニングキャンプ開始後、ボールディンがビルズと契約を交わすことはなかった。多少の代償を承知した上でボールディンの能力を高く買うチームは果たして現れるのだろうか。

【S】