レイダースQBカー、「このレイダースがすでに5敗もしているとは」
2017年10月31日(火) 10:11オークランド・レイダースは思い描いていたシーズンと違ったシーズンを歩んでいる。
昨年にチームとして大ブレイクを果たしたレイダースが2017年、まさかの不調に陥っている。
3勝5敗と波に乗れないチームは攻撃面と守備面、両方の面に課題が多い。34対14と大差をつけられた先週のバッファロー・ビルズ戦でもその弱さが露呈していた。
ただ、落胆するような試合を終えてもなお、クオーターバック(QB)のデレック・カーは前を向く。
カーはチームの公式サイトで「この結果は誰も想像していなかったはずだ。特に、このメンツであれだけの練習をしているのにもかかわらずだからね。ここから俺たちはどうすべきなのか? いつもやっていることと同じ事をやるだけさ。一生懸命にね」と語り、続けて「自分のプレーも修正していきたい。もっと改善しなくてはね。日々、自らの成長を止めてはならないんだ。だからこそ、俺はもっとうまくなるために必死になって頑張る」ともコメントしていた。
カー自身が不調に喘ぐチームの主な問題点ではない。彼はシーズン第7週のカンザスシティ・チーフス戦で見事な活躍を披露したものの、第8週のビルズ戦では攻撃陣全体が崩壊した。オープニングドライブで1タッチダウンを記録した後、レイダース攻撃陣はほぼ完全に沈黙した。
バイウイークを前にしてレイダースがシーズン第9週のマイアミ・ドルフィンズに敗北を喫することは決して許されない。し烈な争いを繰り広げるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)において、レイダースをプレーオフ候補から外してしまうのはまだ早すぎるが、ドルフィンズに土をつけられるようなことがあった場合、いよいよ本格的にわれわれもレイダースの未来を案じた方が良さそうだ。
シーズン開幕前、レイダースがここまで苦戦を強いられると予想した者は誰もいなかっただろう。
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