WRブライアントを手放さなかったスティーラーズ
2017年11月01日(水) 12:46ピッツバーグ・スティーラーズが問題児であるワイドレシーバー(WR)マーテイビス・ブライアントの願いを聞き入れることはなかった。
スティーラーズ攻撃陣における役割に不満を持つブライアントは自身のトレードを歓迎していたものの、チームが彼の思い通りに動くことはなかったようだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。
ラポポートはブライアントが現地1日(水)の練習に参加する予定だとも伝えている。
1年にもおよんだ停止処分を経て復活したブライアントがクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーやその他スティーラーズ攻撃陣からの信頼を取り戻すには相当な忍耐が必要とされた。開幕からの7戦を通し、ブライアントは18キャッチ、234ヤード、1タッチダウンを記録するにとどまっている。新人のジュジュ・スミス・シュスターにプレー機会を奪われつつあるブライアントがソーシャルメディア上や記者に対して暴言を吐いた後、ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンはその行為に対する制裁として先週末のデトロイト・ライオンズ戦で同選手をインアクティブ登録とした。
ブライアントが欠場する中でスミス・シュスターが7キャッチで193ヤード、1得点と大活躍したゆえに、ブライアント不要論が巻き起こってはいたものの、試合後にブライアントが今後のチームの役に立つ自信はあるかと問われたトムリンHCは「あまりないね。いずれ分かるだろう」と答えている。
それでもスティーラーズが彼をトレードに出すことはなかった。出場停止処分中も面倒を見た選手であり、新人契約もまだ1年半が残っているブライアントを見返りの少ない低価格帯で売りさばくのはもったいないとの判断だろう。少なくともブライアントはあと数カ月間、スティーラーズに在籍することになる。
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