NFL選手会の弁護団は現地1日（水）、第2巡回区連邦控訴裁判所に対してダラス・カウボーイズのランニングバック（RB）エゼキエル・エリオットの早期フィールド復帰を求めて即時審判と緊急手続き停止を申請した。

これは米国地区裁判所のキャサリン・P・フェイラ判事が同選手会からの要請を棄却し、エリオットへの6試合出場停止処分の執行を再び可能にさせる判決を下した2日後の出来事である。選手会はできる限り“現状のステータス”を維持し、緊急手続き停止によってエリオットへの6試合の出場停止処分が執行されるのを食い止める試算だ。

第2巡回区連邦控訴裁判所がエリオットにプレーチャンスを与える可能性はまだ残っているものの、その期待値は次第に低くなってきている。

NFL側が何としてでも今季中にエリオットへの処分を執行したいのは、団体労働契約の第46項に記載された“悪質な行動”に基づく制裁処分がNFLのコミッショナーであるロジャー・グッデルの権限によって実行されることを改めて周囲に認知させたいのがその主な理由である。

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