パッカーズがベテランTEベネットをリリース
2017年11月09日(木) 11:35現地8日(水)、グリーンベイ・パッカーズがタイトエンド(TE)マーテラス・ベネットをリリースした。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによって伝えられたもの。このリリースはベネットの故障歴や現在の故障を踏まえ、今後の見通しが立たないことが主な原因であった。
昨シーズンはニューイングランド・ペイトリオッツでスーパーボウル制覇を経験したベネットは今オフシーズンにパッカーズとの3年契約を結んだが、チームは今後、ベネットとの契約問題で泥沼の展開を迎える可能性もありそうだ。
ラポポートは『Twitter(ツイッター)』にこう投稿している。
「パッカーズはTEマーテラス・ベネットに対して3年2,100万ドル(約24億円)のうち800万ドル(約9億1,000万円)を支払った。彼のリリースによって得られる実利としては支払った額の払い戻しだろう。ベネットの契約が全て無効だと主張した場合、チームは彼にその払い戻し請求をすることになる。これは一筋縄ではいかない問題だ」
The #Packers paid TE Martellus Bennett $8M of his 3-year, $21M contract. The only tangible benefit to cutting him with the failure to disclose is if they argue his entire contract is void & go after his money. This isn’t over just yet.
— Ian Rapoport (@RapSheet) 2017年11月8日
肩の負傷に悩まされていたベネットはシーズン第7週から欠場が続いていた。今季はこれまでに233ヤード、24キャッチでタッチダウンは記録しておらず、ベネットは先月、2017年のシーズン終了後の引退を“ほぼ間違いない”と語っていた。
もしベネットが引退となっても、彼のプレー姿が忘れられるわけではない。2008年にダラス・カウボーイズからドラフト指名を受けたベネットは体格に恵まれたパスキャッチャー、そして、優れたブロッカーとして2012年にニューヨーク・ジャイアンツで、2013年から2015にはシカゴ・ベアーズ、そして昨年はペイトリオッツで優秀な成績を収めている。
仮にベネットが来季もプレーを希望するのであれば、グリーンベイではないどこかのチームでプレーすることになるだろう。
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