シーズン第9週、ヒューストン・テキサンズ戦に挑んだインディアナポリス・コルツはワイドレシーバー（WR）T.Y.ヒルトンがその攻撃陣の中心となった。クオーターバック（QB）のジャコビー・ブリセットはパス30回を投げて20回成功し、308ヤード、2タッチダウンを記録したが、ブリセットがマークしたヤード数の半分以上はヒルトンのキャッチによるものだった。この試合で175ヤード、5度のキャッチ、2タッチダウンを記録して20対14の勝利に貢献したヒルトンがAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）の攻撃部門で週間MVPに輝いている。

シーズン第9週の週間MVPプレーヤーたちを紹介する。

【AFC】

＜守備部門＞

OLBジョーダン・ジェンキンス：ニューヨーク・ジェッツのアウトサイドラインバッカー（OLB）はサーズデーナイトに開催されたバッファロー・ビルズ戦で2サック、1ファンブルフォースドを記録。第1クオーターにジェンキンスがビルズのクオーターバック（QB）タイロッド・テイラーに見舞ったサックはここ数週間に渡って不調が続いていたジェッツ守備陣を鼓舞し、チームを久々の勝利へと導いた。

＜スペシャルチーム部門＞

WRジェイドン・ミケンズ：ジャクソンビル・ジャガーズのWRミケンズがシンシナティ・ベンガルズ戦で63ヤードのパントリターンを決めた。『Next Gen Stats（ネクスト・ジェン・スタッツ）』のデータ解析によれば、このプレーでのミケンズはトップスピード時に時速19.62マイル（時速約31.57km）を記録していたようだ。ミケンズの活躍もあり、ジャガーズは23対7でシーズン第9週も勝利を飾っている。

【NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）】

＜攻撃部門＞

QBジャレッド・ゴフ：ロサンゼルス・ラムズのQBゴフがニューヨーク・ジャイアンツ戦で投じたパスは22回中14回の成功を収め、311ヤード、4タッチダウンを計上した。ラムズはこの試合で50点以上を獲得して大勝している。

＜守備部門＞

LBカルロス・ダンスビー：大ベテランのダンスビーは36歳となった今でも相手QBを苦しめ続けている。ダンスビーはサンフランシスコ・49ersでも新人QBのC.J.ビーサードからインターセプトを奪った。

＜スペシャルチーム部門＞

DBジャスティン・ハーディ：タンパベイ・バッカニアーズ戦、ニューオーリンズ・セインツのディフェンシブバック（DB）ハーディは2人のブロッカーをかわしてブライアン・アンガーによるパントをブロックした。ハーディはこのブロックで宙に浮いたボールを自らキャッチしてそのままタッチダウンを記録、チームの勝利に貢献した。

【S】