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カウボーイズRBエリオットの停止処分執行はほぼ確定か

2017年11月10日(金) 09:07

ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【AP Photo/Julie Jacobson】

第2巡回区連邦控訴裁判所は現地9日(日)、ダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットとNFL選手会による仮差し止め命令の要請を棄却した。

これにより、エリオットは今週末のアトランタ・ファルコンズ戦から6試合の出場停止処分を受けることになると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じている。

今回の判決でエリオットが次戦からの6試合に出場できないことが確定的となり、復帰戦は12月24日(日)に開催されるシーズン第16週のシアトル・シーホークス戦となる見込みだ。選手会による即時の聴聞会は12月1日に実施予定だ。

木曜日、ニューヨークの第2巡回区連邦控訴裁判所はNFL側と選手会側の聴聞を終えた後に仮差し止め要請を棄却しており、この審理にはエリオット本人も参加していた。NFLネットワークの法律専門家ゲイブ・フェルドマンによると、3人の裁判官による判断は最終的な判決が下るまでの間もリーグに対してエリオットへの処分を執行可能にするものだと伝える。

今回の決定に対して選手会側が再び控訴することも可能だが、成功する確率は極めて低いとフェルドマンは語る。第2巡回区連邦控訴裁判所での全員参加型の再審理を要求することもできる選手会だが、最高裁判所に対して申し立てることも可能だ。ただしこの場合、申し立てが受理されるまでには“非常に長い”時間を要するとフェルドマンは指摘している。

今後、エリオットの弁護側が再び決定を覆せない場合、エリオットはアトランタ・ファルコンズ、フィラデルフィア・イーグルス、ロサンゼルス・チャージャーズ、ワシントン・レッドスキンズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、オークランド・レイダースとの試合に欠場することになる。

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