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テキサンズ、バックアップQBイエーツがファーストチームで練習

2017年11月10日(金) 11:42

ヒューストン・テキサンズのT.J.イエーツ【AP Photo/Eric Christian Smith】

ヒューストン・テキサンズのバックアップクオーターバック(QB)がファーストチームの練習に参加した。

今週中はT.J.イエーツがファーストチームの練習に加わっているとビル・オブライエンヘッドコーチ(HC)が語った。

地方紙『Houston Chronicle(ヒューストン・クロニクル)』に対してオブライエンHCは「トムが多くの練習に参加している。半分とまではいかないが、T.J.もまたファーストチームに参加している。結構な回数になるだろう。T.J.には攻撃陣を指揮する感覚を確かめさせ、練習機会を与えただけ。彼はもうただのバックアップではない」と語っている。

通常であれば、バックアップQBがファーストチームで練習するだけでは話題にならない。しかし、HCがオブライエンであって先発QBがトム・サベージであるからこそ、今回のニュースは価値が出てくるのだ。オブライエンHCは不調なQBに対して気が短く、インディアナポリス・コルツ戦でのサベージは無残な成績を残している。

2015年12月以前には10回のパスを記録したものの、故障によって離脱したイエーツがその後のレギュラーシーズンでパスを投げたことはない。だが、イエーツが出場した2試合ともテキサンズは勝利を収めている。今プレシーズンの間はバッファロー・ビルズに所属していた30歳のQBは思うような動きができていなかった。3試合のプレシーズンゲームを通し、イエーツはパス成功率56%、1タッチダウン、2インターセプトを記録している。

サベージの不調とオブライエンHCの短気さを考慮すると、イエーツがファーストチームの練習に加わったということは今後、テキサンズの先発QBが交代する可能性も十分に考えられるということだ。

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