ダラス・カウボーイズが新たにチームの核となる選手を失うこととなった。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートによると、シーズン第10週にアトランタ・ファルコンズとの試合でハムストリングを負傷したカウボーイズのラインバッカー（LB）ショーン・リーが次戦のフィラデルフィア・イーグルス戦に欠場する予定だとのことだ。

サンクスギビングデーにロサンゼルス・チャージャーズとの一戦を控えているカウボーイズは、この試合にもリー不在のまま臨むことになりそうだとラポポートは伝える。

エースランニングバック（RB）のエゼキエル・エリオットが出場停止処分を受け、股関節の治療にあたるオフェンシブラインの要、レフトタックル（LT）タイロン・スミスも戦線を離脱する状況で、新たにチームの中心選手を失ったカウボーイズが窮地に追い込まれている。

ファルコンズ戦ではスミスの離脱によってチームは崩壊。同選手に代わって出場したチャズ・グリーンはディフェンシブエンド（DE）エイドリアン・クレイボーンに完敗し、ダック・プレスコットへの5サックを許した。

リーはその優秀な成績だけにとどまらず、リーダーシップと類まれな身体能力によってもチーム守備陣にとって必要不可欠な存在だ。

5勝4敗のカウボーイズが次戦で相対するのは8勝1敗と飛ぶ鳥を落とす勢いのイーグルス。残り7週間で新たな変革が起きない場合、チームはこのままずるずるとプレーオフ戦線から離脱していくだろう。