パンサーズが大誤算、WRサミュエルが足首の負傷で今季絶望
2017年11月15日(水) 09:23先日ワイドレシーバー(WR)ケルビン・ベンジャミンを驚きのトレードで放出したばかりであるカロライナ・パンサーズのプランがすでに崩壊した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地14日(火)、マンデーナイトに行われたマイアミ・ドルフィンズ戦で新人WRカーティス・サミュエルが左足首を負傷し、今季中の復帰は厳しい状況にあると伝えている。パンサーズはこの後、サミュエルが今季絶望となる手術を受ける予定だと認めた。
これはヘッドコーチ(HC)ロン・リベラが14日の朝、サミュエルについて「あまり良い感じではなさそう」と明かした後のニュースだった。
ドラフト2巡目指名を受けたサミュエルはクオーターバック(QB)キャム・ニュートンが投じた絶妙なパスをはじいた際にタックルを受け、左足首があらぬ方向に曲がったまま相手選手の下敷きとなってしまった。
スピードのあるサミュエルのルーキーイヤーがこれで終わりを告げることになる。これまで4試合に先発出場して115ヤード、15キャッチ、64ヤードのランアテンプトを記録したサミュエルは、シーズン第4週にも足首の負傷で欠場していた。
またもや悲劇がパンサーズ攻撃陣を襲い、ニュートンにとってはスピードのある頼れる武器を1つ失ったことになる。サミュエルへの自信と期待ゆえにバッファロー・ビルズとのトレードでベンジャミンを放出したパンサーズ。チームにとって、激しいプレーオフ進出争いの中で重要なピースを失ってしまったことはもちろんだが、オハイオ州立大学でランニングバック(RB)として活躍したサミュエルがWRとして今季にこれ以上実戦経験を積むことができなくなったことも痛手であろう。
今後はサミュエルの代役としてもう1人のスピードスターであるラッセル・シェパードの出場機会が増加する見込みで、ケリン・クレイとブレントン・バーシンらがそのバックアップWRとなる。
RBジョナサン・スチュワートの好パフォーマンスが続けば、RBクリスチャン・マカフリーによるWR的立ち位置でのプレーもより多くなってくるだろう。Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、現在までのマカフリーは39回のスナップをワイドで、68回のスナップをスロットの位置でプレーしているとのこと。攻撃陣の調子が上向きだしたパンサーズにおいて、マカフリーにはより一層重要な役割が求められている。