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申請を取り下げ、停止処分を受け入れるカウボーイズRBエリオット

2017年11月16日(木) 09:14

ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【AP Photo/Brandon Wade】

ダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットが6試合出場停止処分に対する差し止め申請を取り下げ、NFLの行動規範に違反したとして科された処分をそのまま受け入れる決断を下した。現地15日(水)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが声明文を入手している。

エリオットの代理人が発行した声明文には次のように記されていた。

「NFL選手会や弁護団と話し合った結果、また、第2巡回区連邦控訴裁判所による判決を受けた結果、エリオット氏はこれ以上の訴訟を行うことを止め、停止処分を受け入れる決断を下した。今決定は現状の法制度を鑑(かんが)みての判断でもある。エリオット氏は個人にとって、また、チームメイトや家族、友人にとっても最良の選択をするために本訴訟に終止符を打つことを望んだ。今決定は違反行為を認めるものではない。エリオット氏は本訴訟を通じてチームと協力し、本件に関する多くの隠された真実を明るみに出せたことに喜びを感じている。今回のような規則違反に対する制裁決定のプロセスにおいてNFL側の手法に問題点があることを世に知らしめることができた功績は大きい。エリオット氏は試合から遠ざかっている時間も有効に活用し、フィールドの内外を問わずよりたくましくなって戻ってくるだろう。彼は次週にも個人的な声明文を発行する予定だ。それゆえ、われわれからはこれで以上とする」

エリオットは今後5試合に出場不可能となり、12月24日(日)に開催されるシーズン第16週のシアトル・シーホークス戦までプレーすることはない。先週末のアトランタ・ファルコンズ戦には出場しておらず、6試合の出場停止処分のうちすでに1試合は消化済みだ。

昨シーズンはルーキーながらも1,631ヤードでリーグトップのランヤードを叩き出し、ファーストチームのオールプロにも選出されたエリオット。今シーズンは停止処分が執行されるまでに783ヤード、7タッチダウンを記録していた。

このタイミングでエリオットが処分を受け入れたのはチームのプレーオフ進出を見越してのことだろうか。当然ながら、処分明け後のエリオットはプレーオフ参加が可能となる。