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ジャガーズの秘密兵器、新人WRウエストブルックがまもなくデビュー

2017年11月17日(金) 09:36

ジャクソンビル・ジャガーズのデデ・ウェストブルック【AP Photo/David Goldman】

ジャクソンビル・ジャガーズは今週中にも新人ワイドレシーバー(WR)デデ・ウエストブルックを故障者リストからアクティブ登録する予定であり、今週末のクリーブランド・ブラウンズ戦がそのデビュー戦となりそうだ。

『ESPN.com』のマイケル・ディロッコによると、ウエストブルックスは現地15日(水)のラジオ番組で、「俺の期待は相当なもの」と語り、続けて「いつも自分自身でハードルを上げてきた。クリーブランド・ブラウンズとは全く関係なく、200レシーブヤード獲得を期待している」と発言し、次のように続けた。

「もちろんゲーム中は(クオーターバック/QB)ブレイク(ボートルズ)とコミュニケーションをうまく取る必要がある。だが、今週末の試合に期待しているのはその数字だ」

WRアレン・ハーンズの負傷によってレギュラーシーズンのデビューチャンスが到来したウエストブルックスには、マーキス・リーやキーラン・コール、そしてジェイドン・ミケンズらと共にいきなり重要な役目を任されることになりそうだ。アレン・ロビンソンが今季絶望となり、チームはWR陣に新たな選手を欲していた。それでもやはり、200ヤードという目標達成はなかなか厳しいだろう。かつてアンクワン・ ボールディンが10キャッチ、217ヤード、2タッチダウンという鮮烈なデビューを飾ったことはあるものの、あのランディ・モスでさえデビュー戦では95ヤードで2得点を記録したまでだった。

しかしながら、ウエストブルックスは自信満々な発言を繰り返している。

「俺ならできると思う。自分のことをちゃんと知っているし、自分の能力がどれだけなのかも理解している」

インナーマッスルの手術を受けるためにレギュラーシーズン開幕に出遅れたウエストブルックスは、プレシーズンゲーム中にそのスピードと体格の良さを生かして2試合に出場、115ヤード、42ヤード以上のタッチダウンを2回記録している。

ジャガーズは2週間前からウエストブルックスをアクティブ登録することも可能だった。ハーンズの故障を受け、いよいよチームが秘密兵器をフィールドへ解き放つこととなる。

ボートルズは「どれくらいのキャッチやヤード数を彼に期待しているのかなんて具体的に言うのは難しい。これはデデにとって、自分の実力を証明するためのチャンスだ。ケガをするまでの彼はすでにプレシーズンゲームでそのチャンスを得ていたと思う。自分の能力に対して自信を持つのはこの世界で言えば当たり前のこと。デデの活躍を楽しみにしている」と語った。

ブラウンズ戦でのウエストブルックスが200ヤードを達成するかどうかは定かでないが、プロの世界でこれだけの自信を持てること自体が立派なことだ。スピードを生かし、相手のセーフティ(S)にプレッシャーを与え、開けたルートを駆け抜けることが若きWRに託される任務。チームはいまだ未勝利のブラウンズに対しても手を緩めることなく、フィールドを縦に使った攻撃を展開できるだろうか。